Yahoo!Japanは、不動産サイトも運営していることをご存知でしょうか?
検索サイトなのに不動産?と思われるかもしれませんが、実は不動産サイトの中でも歴史ある会社なのです。
不動産サイトというと、賃貸物件や中古物件の検索のために利用するものと考えてしまいますが、実はヤフー不動産では中古物件の売買サービスも行っています。
仲介手数料無料で売買取引を行える新しい不動産売買のサービスの仕組みを作るなど、不動産業界の中でも注目を集めています。
ヤフー不動産が提供する様々なサービスや特徴、ヤフー不動産の中古物件売買の仕組みや他社とは異なる特徴、利用することで得られるメリットについてもご紹介します。
毎日のようにヤフーを閲覧していますが、不動産サイトがあることは初めて知りました!
SUUMOやホームズなどのように、不動産ポータルサイトとして多くの人に利用されています。
まずはヤフー不動産とはどういったサイトなのか、詳しくみていきましょう。
目次
WEB検索大手ヤフーが運営する不動産総合情報サイト
ヤフー不動産とは、WEB検索大手ヤフー株式会社が運営するサイトです。
私たち一般消費者が賃貸物件を探したり売り出し中の不動産を検索するときに利用するポータルサイトと同じように、提携する不動産会社から掲載料を得て運営されています。
ヤフー不動産では、下記のサービス提供を行っています。
- 賃貸(住宅・事務所・店舗・駐車場・倉庫等)検索
- マンション(新築・中古)検索
- 戸建て(新築・中古)検索
- 注文住宅のハウスメーカー・工務店検索
- 土地検索
- 売却査定
- おうちマガジン(情報サイト)
一般的な不動産ポータルサイトは不動産の検索に用いられますが、ヤフー不動産のサイトは不動産総合情報サイトですので、他社サイトとは少し異なります。
検索以外にも不動産に関する豊富な情報が掲載されているほか、一括査定サービスも同時に受けることが出来るのです。
業界最高水準を誇るヤフー不動産について、まずは企業情報からみていきましょう。
企業名 | ヤフー株式会社 |
---|---|
サイト名 | Yahoo!不動産 |
本社所在地 | 東京都千代田区紀尾井町1-3 ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー |
サイト運営歴 | 1999年1月よりサービス開始 |
今や国内には12万社以上の不動産会社があると言われ、一括査定サイトも年々増え続けています。
その中で、ヤフー不動産が不動産事業を開始したのは1999年。
不動産業界の中では比較的歴史ある会社であり、サイト運営も比較的早期に行われました。
元々はインターネットビジネスの一環として始められたというこもあり、サービス開始当初は知名度も低かったのですが、それが現在の規模になったのには2015年に行われた当時のソニー不動産との業務提携が大きく関係しています。
SRE不動産との共同運営 おうちダイレクト
2015年7月、国内の中古住宅流通市場とリフォーム・リノベーション市場の活性化を目的として、ヤフー不動産とSRE不動産(旧ソニー不動産)が業務提携を行いました。
ヤフージャパンが持つメディア力とSRE不動産の技術力、両者の強みを融合させ、新しい不動産売買のプラットフォームを共同で開発することになったのです。
これは、売主が自身の不動産を、自身が決めた価格で、自分で売り出すというこれまでにない試みでした。
買主にとっても、売主に直接質問できるなど、インターネットならではの手軽さを活かしたスマートなマッチングサービスです。
このサービスをおうちダイレクトといいます。
このサイトでは、戸建てやマンションなどの中古物件売却を検討している方、売却する方に向けた便利なサービスを提供しています。
おうちダイレクトについては後の項目で詳しくお伝えします。
豊富なコンテンツと独自のサービスによる他社との差別化
ヤフー不動産は、ネット業界最大手のヤフー株式会社が運営しているだけあって、インターネットビジネスに関するノウハウは群を抜いています。
物件探しだけではなく、不動産や暮らしに関する様々な情報を提供している他、おうちダイレクトなどといった独自のサービス展開をするなど、他社のポータルサイトと比較すると大変戦略が練られたサイトであることが分かります。
しかしながら、ヤフー不動産は掲載数が少ないという声が聞かれることも少なくありません。
事実、大手不動産ポータルサイトSUUMOやLIFULL HOME’Sと比較すると、総掲載数が少なめであることが分かります。
ただし、これはデメリットではありません。
ヤフー不動産の物件情報が少ないのは、厳選した物件情報のみを掲載しているためなのです。
量よりも質をとっている、強みであるとも言えるでしょう。
物件数が多いとそれだけで魅力に感じてしまいますが、膨大な量の中から理想的な一つを探すのに時間と手間がかかるということでもあります。
ある程度厳選してマッチングされやすい物件を揃えている方が、検索する側にとってはメリットが大きい場合もあるのです。
ネット上で情報提供が当たり前になり、多くの不動産会社が手持ちの物件をポータルサイトへ挙げていますが、残念ながら小規模不動産にとってそれはハードルの高いものでもありました。
小規模不動産が保有する物件情報はネット上に上がらないということは、売り手だけではなく、買い手にとっても大きなマイナスポイントです。
そこでヤフー不動産はより多くの良物件を市場に流通させるため、これまでネット市場に出てこられなかった業者にも使いやすいシステムを作り上げ、掲載のハードルを低くしました。
その結果、売り手と買い手がマッチングしやすい不動産ポータルサイトとなったのです。
中古物件売買ならヤフー不動産で!おすすめの理由とは?
ヤフー不動産とSRE不動産(旧ソニー不動産)の共同運営サイト、おうちダイレクト。
ヤフー不動産のホームページをご覧いただくと分かると通り、不動産検索以外の査定や売買取引に関するサービスはおうちダイレクトにて行われます。
おうちダイレクトでは異なる特徴を持った二つの売却サービスを提供しています。
一つは、一般的な仲介売却のように複数の不動産会社に査定を依頼し、査定額を提示してくれた中から選んだ不動産会社と契約を結ぶプロフェッショナル売却。
もう一つは、売主と買主が直接売買取引を行うことが出来るセルフ売却です。
プロフェッショナル売却
プロフェッショナル売却とは一般的な仲介売却と同じく、一括査定サービスで不動産の査定を申し込み、その中から選んだ不動産会社と媒介契約を結ぶ方法です。
まずはプロフェッショナル売却で査定できる不動産種別についてみていきます。
- マンション
- 戸建て
- 土地
- 店舗
- 事務所
- アパート一棟
- マンション一棟
一般住宅だけではなく、店舗や一棟建物など、幅広い不動産種別に対応していることが分かります。
対応している不動産種別や査定の申し込み方法、売却の流れは他社とそれほど変わりありませんが、ヤフー不動産の中古物件売買サービスおうちダイレクトは、提携する不動産会社に特徴があります。
おうちダイレクトは大手から地元密着型さらにはフランチャイズなど、幅広い特色を持った不動産会社と提携しているのです。
おうちダイレクトの一括査定サービスに提携している不動産会社を一部抜粋して以下にまとめました。
会社名 | 特徴 |
---|---|
SRE不動産(旧ソニー不動産) | エージェント制片手仲介を採用/成約額満足度・顧客志向・サービス先進性において満足度NO.1を獲得 |
大成有楽不動産 | 首都圏の中古マンションが得意/資産に関する相談も可 |
大京穴吹不動産 | ライオンズマンションブランドを展開/売却後の不具合補修サービスなど安心保障が充実 |
京急不動産 | 京急電鉄グループだから東京神奈川エリアに強い/相談窓口や保証サービス、会員特典が充実 |
センチュリー21 | 全国935店舗の大手フランチャイズ/買取保証等売り手が安心できるサポートが豊富 |
ポラスグループ | 自社アンケートにて平均95点を獲得するなど高い顧客満足度を誇る/東京・千葉・埼玉県内の仲介に強み |
TOHO HOUSE | 東京・神奈川・千葉・埼玉エリアに強い/専属FPによる資金の相談も可 |
一部ではありますが、とても信頼のおける優良企業が名を連ねているのがお分かりいただけるでしょう。
不動産売却成功のために最も重要なのは、自身の不動産を上手く売却してくれるノウハウや実績をもつ不動産会社と媒介契約を結ぶこと。
最適な不動産会社を選ぶためには、同時に複数の不動産会社に査定を申し込める一括査定サービスの利用は欠かせません。
一括査定サービスを提供するサイトは数多くありますが、それぞれ提携している会社も異なります。
提携数が多いところが魅力的に見える場合もありますが、その全てが優良企業とは限りません。
信頼のおける、透明性の高い査定額を出してくれるところ、安心して売却の仲介を依頼できる会社があるかがポイントとなります。
ヤフー不動産が提携する不動産会社は実績・ノウハウ・知名度どれも申し分ありませんから、査定→売却依頼となっても心強いサポートを受けられるでしょう。
ちなみに、不動産会社でも大手に属するSRE不動産ですが、実はおうちダイレクト経由でしか一括査定を依頼することができません。
たくさんある一括査定サイトの中でも、ヤフーとの共同運営しているこちらでしか査定依頼を受けていないのです。
SRE不動産を含めて一括査定を依頼するなら、おうちダイレクトに依頼しましょう。
査定を依頼するのに費用はかかりますか?
何社に査定を依頼しても一切費用はかかりません。
プロフェッショナル売却では、買い手が見つかって売買契約を結ぶときにのみ仲介手数料がかかります。
媒介契約を結ぶだけでも支払う必要はありませんよ。
セルフ売却
セルフ売却という言葉を初めて聞いた方も多いことでしょう。
このサービスこそ、他にはないおうちダイレクト独自の売買プラットフォームなのです。
セルフ売却とは、売主と買主が直接売買取引を行うことをいいます。
通常の不動産売却では不動産会社と媒介契約を結び、売却活動等のサポートを依頼します。
買い手が見つかり売買契約が締結したら、売主は不動産会社に仲介手数料、いわば成功報酬を支払います。
しかし、セルフ売却では不動産会社を通さずダイレクトに取引を行うため、仲介手数料を支払う必要はありません。
売却にかかる費用として最も負担の多い仲介手数料を支払わないことで、売却代金がそのまま手に入れられるというメリットがあります。
ということは、これは個人間売買に当たるのでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。
売却活動の全てや契約書の作成、条件交渉など全てを売主が負担しなければならない個人間売買は、仲介手数料を必要としないとはいえ、不動産売却の方法の中でも最もリスクの高い方法でもあります。
セルフ売却は、個人間売買とは仕組みが異なります。
セルフ売却では、売り出しの登録自体は売主が行うことになりますが、問合せ対応や内覧、売買・条件交渉等は専門のコーディネーターが行ってくれるのです。
下記の表は、ヤフー不動産の中古物件売買サービスおうちダイレクトのセルフ売却と、通常の仲介売却を比較したものです。
売却方法 | 売出し登録 | 売り出し情報の変更(価格や掲載情報の再開・停止) | 売出し中の状況確認 | サポート | 仲介手数料 |
---|---|---|---|---|---|
おうちダイレクト | 専用フォームから売主自身で登録 | マイページにて自由に変更可能 | マイページにていつでも確認可 | 売主が希望するサポートを選べる | 0円 |
通常仲介売却 | 不動産会社がヒアリングし、広告PRを作成 | 不動産会社の担当者に相談 | 媒介契約に従い、定期的に報告 | 売却に関する全てをサポートしてくれる | 売却代金×3%+6万円(物件価格4000万円の場合) |
では、セルフ売却の特徴についてさらに詳しくみていきましょう。
オンライン手続きだから仲介手数料無料
通常の一括査定サイトの場合はインターネット上で申し込み、各不動産会社が個々に手作業で過去データや周辺環境、物件の現況を基に査定額を算出します。
しかしセルフ売却の場合は、IT化されたシステムによって効率よく推定成約価格を調べる方法がとられます。
査定結果はネット上で通知されますので、担当者からの電話連絡や訪問に対応する必要はありません。
査定から売り出しまでに必要な対応や手続きは全てWEB上で行われるため(希望すれ訪問相談も可)、一般的な仲介手数料を支払う必要がないのです。
仲介手数料の上限は物件価格×3%+6万円+消費税。
つまり、4000万円の物件であれば最大で126万円かかります。
負担の大きい仲介手数料を支払わずに売却が行えるのは、売主にとって大きなメリットとなるでしょう。
売主の希望に合わせた売り出し登録が可能
セルフ売却では、売主が売り出し登録をしなければなりません。
面倒だなと感じる方も多いでしょうが、実はこの部分は大変大きなメリットでもあります。
なぜなら、売主が自身の希望や都合に合わせて売り出し方を変更できるからです。
不動産会社を介して行う一般的な仲介売却では、不動産会社のやり方が売却活動のベースとなります。
広告掲載などについては買い手が見つかるまで、その手法が大きく変わることはありませんし、途中で契約解除しない限り売却を中断することも出来ません。
しかし、セルフ売却なら売出し登録後であっても、停止や再開を自由にすることができます。
売却を考え直したい時、他に買い手が見つかった時など、売主の希望や状況に合わせて変更することが出来るのです。
また、価格の変更や掲載写真、物件情報などといった掲載情報についても、いつでも変更可能。
自身が売り出し中の物件を何人が閲覧したか、購入の問い合わせがあったかなどをWEB上で確認できるため、購入希望者の反応に合わせて売り出し方の変更が可能になります。
不動産会社にすべて任せるのは不安、売主自身も売却活動に関与したいという方にピッタリの売却方法といえるでしょう。
コーディネーターによる売却サポートが充実
自身で売出し中の情報を変更できるとはいえ、誰からのサポートも受けずに売却活動を進め、契約を結ぶのは不安ですし、リスクを負うことにもなります。
セルフ売却では、売却成功のために必要な下記サポートサービスを提供していますのでご安心ください。
- 購入希望者問い合わせ対応
- 条件交渉・調整
- 契約書作成
- 引き渡し
等
売却の要となる部分、プロのノウハウが必要な部分に関しては、通常の仲介売却と同じように専門のコーディネーターがサポートを行ってくれます。
コーディネーターは近隣エリアの成約事例や相場の情報を随時提供してくれるため、それに合わせて売り出し情報の変更を行うと成約確率がアップするでしょう。
これらの対応を取り次ぐ際はわざわざ出向く必要もなく、全てWEB上で完結するため、売主も時間や手間をかけずに済みます。
もちろん、売主の希望があれば訪問相談や操作方法の確認、プロのカメラマンによる物件の写真撮影を依頼することも可能。
これら充実したサポートは全て無料となりますので、初めての方でも安心して売却活動ができるでしょう。
おうちダイレクトのメリットとは?
高い知名度を誇るブランド力とメディア力を持つヤフー不動産。
ネットメディア最大手の情報発信力を生かし、不動産に関するあらゆる情報を提供しています。
例えば、
- 家や土地を売る際、媒介契約締結前に確認しておきたいこと
- マンション売却時にかかる費用は意外と高額。最低限知っておきたいこと
- サイディングの外壁をリフォームしたい!気になるリフォーム費用の目安とは?
- リスクが少ないエリアはどこ?事故・犯罪・地盤データを比較
- 引越しで忘れがちなことトップ10。事前に知ってスムーズに
このように、おうち探しだけではなく不動産売買、地域・エリア別の情報など、あらゆる視点から不動産と暮らしに関するハウツーを掲載しています。
おうちマガジンではワード検索を行うことも出来ますので、知りたいこと、分からないことをピンポイントで調べられて便利です。
更に、ヤフー不動産の中古物件売買おうちダイレクトを利用することによって次のようなメリットも得ることができます。
ブランド力を生かした拡散力と集客力
Yahoo!JapanのPV数はパソコンで150億万回、スマートフォンではなんと403億万回。
この圧倒的な数字を見れば、Yahoo!Japanのというブランドがどれほどのメディア力を持っているかが分かります。
当然ながら、ヤフー不動産は日本最大級のポータルサイトYahoo!Japanとの相関関係があります。
つまり、Yahoo!Japanを利用閲覧するユーザーに対して、ヤフー不動産の情報を訴求できるということです。
中古物件の売却をする売主の多くは、高く、そして早く売りたいと思っているでしょう。
そのために重要な要素となるのは、拡散力と集客力。
不動産という大きな買い物であっても、その入口はインターネットが当たり前となりましたので、不動産売却成功のためにはこれを上手く活用する必要があります。
ネット上に流通する多くの物件情報の中から、自身の物件の買い手となる購入希望者に見つけてもらわなければならないのです。
そのためにはマッチング精度の高い、集客力と拡散力のあるサイトを利用するべきといえるでしょう。
実際に、ヤフー不動産の月間訪問者数は約1100万人と、不動産ポータルサイトの中でも上位を誇ります。
利用者数の約6割はスマートフォン経由の閲覧で、およそ半数はヤフー不動産のみを利用するユーザーであることも分かっています。
将来的なインターネット事情を加味しても、今後は更に利用者数の増加が見込めるでしょう。
不動産ポータルサイトの中でも、ヤフー不動産は中古物件の売買に適したサイトと言えます。
AI査定
査定の項目でもお伝えしましたが、おうちダイレクトのセルフ売却を利用した場合の査定はITによるものです。
10万件に上る成約データや景気、地価変動などといった様々な要素を基にAIシミュレーターが推定成約価格を自動的に算出してくれます。
計算にかかる時間はおよそ1分。
担当者と対面することなく、瞬時に査定額の算出が可能です。
AIが算出したデータは信頼できるの?と不安に思われる方もいらっしゃるでしょうが、算出されるデータの誤差の中央値は6~7%ほどですので、非常に高い精度を誇っているといえるでしょう。
このサービスはおうちダイレクトでIDを作成し、オーナー登録をするだけで無料で利用可能です。
ログインし直す度に自動的に最新推定成約価格が表示されるため、何度も査定依頼することなく自身の不動産の価値を把握できます。
登録をしたからといって必ず一括査定をする必要はありませんので、既に売却することを決めている人はもちろん、売却を検討している人、タイミングを見極めている人にとっても有効に活用できるサービスとなるでしょう。
デメリットと注意点
他社にはない独自のサービスとメディア力で多くのメリットを得られるヤフー不動産の中古物件売買サービスおうちダイレクトですが、利用するにあたっての注意点があります。
プロフェッショナル売却は全国エリアに対応ということになっているのですが、一部サービスについては対象外のエリアもあります。
順次査定可能範囲は広がりつつありますが、人口の少ない地域は未対応となっているところも少なくありますので注意しましょう。
また、セルフ売却において現時点で売出し物件として掲載できるのは、下記全ての条件を満たしたもののみとなります。
- 居住用区分所有マンションであること
- 賃貸中でないこと
- 購入希望者の内覧を受け入れられること
- おうちダイレクト以外で売却活動を行っていないこと
- 売却する意思があること
- 差し押さえ等が無いこと
- 管理形態が全部委託であること
- 土地権利形態が所有権のみであること
- その他、おうちダイレクト利用規約の基準を満たしていること
- 売出し対応エリア内であること(東京・神奈川・埼玉・千葉)
これらの条件を満たしていない場合は、査定は出来てもセルフ売却にて売り出すことができませんので、予め留意しておきましょう。
プロフェッショナル売却は戸建てでも査定できるけど、セルフ売却はマンション査定のみということですね。
その通りです。
セルフ売却の場合は、他の売却方法と併用できないという点もデメリットになります。
例えば、他の不動産会社に仲介を依頼している場合、セルフ売却は利用できないということです。
売却活動をする上で一定の自由さはありますが、利用するにあたっての制限が設けられていますので注意しましょう。
ヤフー不動産の有効な使い方
ヤフー不動産の中古物件売買の有効な使い方を知るため、まずはおうちダイレクト各サービスのメリットについておさらいしましょう。
プロフェッショナル売却 | セルフ売却 |
---|---|
信頼できる提携不動産会社が揃っている | 仲介手数料0円 |
エージェント制のSRE不動産にも依頼できる | 専門的な契約や交渉はエージェントが代行してくれる |
Yahoo!Japanがネット広告をサポート | 買い手の反応を確認しながら工夫して売却できる |
どちらの売却方法を選択するかによって、かかる費用や手続き、査定、売却活動の流れが大きく異なります。
ヤフー不動産の中古物件売買サービスを利用する場合は、自身の不動産の状況やエリア、希望する売却方法に合う方法を選ぶことが大切です。
ここからは、それぞれの売却方法に向いている人をご紹介しますので、ご自身と照らし合わせてチェックしてみてください。
プロフェッショナル売却が向いている人
通常の仲介売却と同じく、複数の不動産会社に査定を依頼し、媒介契約を結んで売却活動を依頼するプロフェッショナル売却。
この方法が向いているのは次のような人です。
- SRE不動産を含め、大手不動産会社に依頼したい
- 売却活動のほとんどを不動産会社にお願いしたい
- Yahoo!など大手メディアでネット広告を出してもらいたい
- 他サイトにも同時に査定を依頼したい
- 短期間での売却を目指している
SRE不動産(旧ソニー不動産)に売却査定依頼できる一括査定サイトはおうちダイレクトだけ。
これは大きな特徴です。
エージェント制のSRE不動産を利用したい、大手の不動産会社の手厚いサポートを受けて売却したいという方はプロフェッショナル売却が最適です。
セルフ売却が向いている人
売主と買主が直接売買取引を行う、新しい不動産売買プラットフォームとなるセルフ売却。
この方法が向いているのは次のような人です。
- マンションの売却を検討している
- 不動産会社を通したくない売却経験者
- 売却にかかる費用を押さえて手残りを残したい
- 他の不動産会社に依頼する予定の無い
- マイペースに売却活動を進めたい
まず大前提として、セルフ売却の対象となるのはマンション、そして事業物件のみとなりますので、それ以外の中古物件の売却には利用できません。
セルフ売却の特徴は不動産会社を通さないこと。
売却経験者であれば売却の一通りの流れを把握しているため、セルフ売却の自由さを有効に活用し、納得いく売却ができる可能性が高まります。
不動産会社とのやり取りが煩わしい、高額な仲介手数料ととられるのは嫌だと感じる方は、こちらの方法が良いでしょう。
不動産売却をするならヤフー不動産も要チェックですね!
査定額は各不動産会社で異なります。
つまり、どの一括査定を利用するかによっても異なるということです。
ヤフー不動産をはじめとする一括査定サービスの多くは利用料無料ですから、最終的に1社に絞る場合でもどんどん査定を申し込んでみましょう。
その際は、AIシミュレーターによる査定が受けられるヤフー不動産の利用も是非検討してみてください。
まとめ
ここまで、ヤフー不動産についてお伝えしてきました。
国内最大手のWEB検索メディアヤフーが運営するヤフー不動産は、数ある不動産ポータルサイトの中でも歴史ある不動産総合情報サイトです。
物件の検索だけではなく、売却査定や不動産に関する様々な情報の提供も行っています。
注目したいのは、SRE不動産と共同運営する中古物件売買サービスおうちダイレクトです。
おうちダイレクトにはプロフェッショナル売却とセルフ売却、二つの売却方法があります。
プロフェッショナル売却は一般的な一括査定サイトと同じく、複数の不動産会社に査定を申し込み、売却を依頼する方法です。
他社サイトにはないSRE不動産会社をはじめ、信頼できる大手不動産が多く提携しているため、安心して売却活動を進められるでしょう。
セルフ売却は売主と買主が直接売買取引を行う方法です。
精度の高いAIシミュレーターが瞬時に査定額を算出し、その価格をもとに売主は自由に売り出し価格を決定できます。
価格や広告に掲載している情報はいつでも自由に変更可能ですので、市場の動向や自身の事情に合わせた自由な売却活動ができるでしょう。
売却の成功確率を高めるためには、異なる特徴を持った二つの売却方法から自身に合う方法を選択することが大切です。
それぞれの売却に向いている人をご紹介しましたので、ご自身や不動産の状況と照らし合わせてみてください。