神奈川、あるいは、もっと広く関東に住む人であれば、小田急不動産の名前を見聞きした人も多いでしょう。
小田急不動産は小田急線沿線の不動産売買では有力な不動産会社であり、小田急沿線に住む人であれば売買の比較に欠かせない業者の一つです。小田急沿線の
域に特化しており店舗数も沿線では1位の業者なので、その地域で売却を考えているなら査定依頼をしておきたい所です。
沿線に住む人は、小田急不動産の口コミ・評判や特徴について知っておきましょう。
また仲介サービスソナエアラバが非常にお得なサービスです。
特徴の詳細を知り売却ポイントの参考にしてみてください。
小田急不動産はどんな会社?口コミを解説
小田急不動産は関東に住んでいれば有名な不動産会社ですが、どんな会社なのか詳しく知らないという人に詳細を説明します。
小田急沿線と言えば神奈川の観光地はもちろん、学園都市や住みたい住宅地というイメージがありますね。
東京・神奈川近郊に住む人はかかせない小田急沿線ですが、その沿線の不動産を担う会社なのです。概要について見てみましょう。
小田急不動産の概要
全国には東急電鉄や阪急電鉄など、大きな私鉄がありますが、その中の一つが小田急電鉄です。
大きな私鉄会社は多くが不動産会社を経営しており、小田急不動産も小田急電鉄が経営する不動産会社になります。
概要については以下の表をご覧ください。
会社名 | 小田急不動産株式会社 |
---|---|
設立 | 1964年12月16日 |
本社 | 東京都渋谷区初台1丁目47番1号 |
取締役社長 | 金子一郎 |
従業員数 | 384名(2020年3月31日) |
資本金 | 21億4000万 |
主な営業内容は不動産の売買や賃貸などの仲介斡旋業をはじめ、土地建物販売や賃貸業を行っています。
他にも事務所やマンションの運営管理業務など、不動産全体の業務を行っている会社です。
大きな私鉄会社は自分たちが通す鉄道の駅周辺を開発して、多くの人を増やすための経営努力を行っています。
人が増えた方が鉄道を利用する人が増え、また不動産業は直接人の住まいに関わることから、多くの鉄道会社が不動産業も行っています。
小田急不動産も小田急電鉄が掲げるビジネスモデルの一環として、街づくりの一つを担っている会社と言えます。
小田急不動産は公益財団法人不動産流通推進センターによると、仲介件数ランキングで21位になっています。
- 取扱高(百万円)55,052
- 仲介件数(件)1,289
- 手数料収入(百万円)2,073
- 店舗数20
店舗数は他の大手企業と比較すると10分の1以下になりますが、20店舗のうちほとんどが小田急電鉄沿線にあります。
全国的に見れば認知度も低い会社ですが、神奈川の北部に住んでいる人にとっては欠かせない不動産会社になります。
地元密着型と言われる不動産会社になりますが、特徴や強みから沿線の不動産を持つ人は必ず検討することをおすすめできる業者です。
小田急不動産の公式サイトの口コミ・評判は?
小田急不動産を実際に利用した口コミについて見てみましょう。
まずは公式サイトの評判を見てみましょう。
- 希望通りの金額で売却できたのでとても感謝しています。
- 親族間の売買という面倒な手続きを的確に進めていただきました
- 初めての売却で不安だったが担当の方が手厚くサポートしてくれました
こちらは公式サイトの口コミですが、小田急不動産の仲介サービスを利用した人の満足度は93.5%となっています。
このように売却をした人の多くが担当者に対して良い印象を持っています。
また他にも手続きをきちんと行ってくれる、仲介業務をしっかりと行うなど実力の高さもうかがわせる口コミが多いです。
親切で丁寧な対応が見られ、不動産の売却が初めての人や、不動産の売却に関して悩みを持っている人に向いていることが分かります。
また一人一人にあった売却サポートやフォローが行えていることから、地域密着型の良さを生かしている会社だと言えるでしょう。
小田急不動産のネット上の口コミ・評判は?
他にも小田急不動産を利用した口コミをまとめました。
まずは企業や社員の対応の評判を見てみましょう。
- 担当者の対応が丁寧で好感が持て、売却の積極的な提案が多かった
- 説明が分かりやすく新しい情報も常に提供してくれたことが満足になっています
- 熱心な担当者で、相性も良かった
- 最初に提案した内容に間違い長く親切丁寧で、引き渡しまでできて大変満足しているのでまたの売買の時にも相談したい
- 丁寧に説明して頂きある程度予備知識のある中での売却だったが、細かいことにも回答してくれ安心した
地域密着型の不動産会社ではあるものの、かなりの数の営業担当者がいます。
そのため担当者によって自分との相性が合わないなどの口コミはありましたが、全体を見ると親切丁寧な対応をしていることが分かります。
また次に売却のスピード感に関する評判を見てみましょう。
- 内覧をして申し込みも複数あったので比較的早いスピードで契約まで進んだ
- 4か月ほど他社が売却を行っていたが売れず、専任不動産を小田急不動産にして売却に至った
- 徐々に値段を下げていきこの値段で売れたのはラッキーだと思う、ほぼ想定通りの期間で売却できた
- 一刻も早い売却を希望しており3か月くらいで売れて満足した
他社で売れなかった物件が小田急不動産で売れたり、他にも早い時期に契約まで進んだという口コミが多く見られました。
小田急不動産の持っている売却力の高さが分かる口コミが多い印象です。
また売却価格に関する口コミについても多くの方が意見を述べています。
- 価格は下回る残念な結果だったが信頼できる買主への売却を優先した
- なるべく金額を落とさないような努力をして売却をしてくれたことに満足している
- 価格の説明はじゅうぶんにしてくれ資料もたくさん用意してもらい最終的には納得価格で高く売れた
- 想定内の金額で、担当者の説明から周辺事情の情報を頂いたので納得できた
価格に関してはかなり高く売ってくれたという印象はありません。
しかしきちんと周辺エリアの事情を説明したり、価格の根拠を資料で提示して顧客側が納得していることが分かります。
不動産は安く売れすぎると損をしますが、的確な説明によって適正価格で物件を売ってくれる印象が強くあります。
このことから小田急不動産は非常に真面目な不動産会社だということが分かります。
小田急不動産が決め手になった理由は?
小田急不動産に決めようと思った理由についての口コミ・評判があるので、参考にしてみてください。
- 小田急沿線の戸建の家でかつ担当の方が信頼できるという印象で決めた
- 最初は異なる不動産との契約だったが値下げばかりを提案され、小田急不動産は情報を常に連絡してくれたことが決め手になった
- 地元の地主や販売に強い業者を探しており決めた
- 物件に詳しく中古物件の販売実績も豊富で信頼できた
- 担当者の熱意や雰囲気を重視し、担当者の方からやる気を感じたので
不動産会社を決める大きな理由について、多くの人は担当者が信頼できるか、またやる気を感じるかなどで決めていることが分かります。
また地元に強い、販売実績が豊富という理由でも決め手になっています。
元々地元だからといった理由だけでなく、細かいサポートがあることが小田急不動産の強みになっていると考えられます。
小田急不動産は担当者の人も親切で、初めて不動産を売却する人にもおすすめといった印象ですね。
特に売却価格の根拠をしっかりと提示したり、できるだけ高く売るための努力を惜しまない部分を見ると真面目な会社だということが見て取れるでしょう。
小田急不動産の売却サービスソナエアラバとは?
小田急不動産の特徴は小田急沿線の不動産に強いという部分ですが、エリアに強いという部分のみではありません。
小田急不動産が提示する仲介サービスソナエアラバというサービスに注目しましょう。
大手企業や他社の不動産会社と比較しても、圧倒的に群を抜くサービスを展開しています。
ソナエアラバを簡単に説明すると、不動産売却で利用できる以下の7個のサービスを利用することができます。
- 住宅設備機器補償
- 建物検査・既存瑕疵保証
- 水回りクリーニング
- 境界確認・仮測量サービス
- 24時間金融駆け付け
- リペアサービス
- 居住中ホームステージング
ここで注目したいのはこちら7個の売却サービスが全て無料で受けられるという部分です。
他にも不動産会社には様々なサービスを展開しており、それぞれに特徴やメリットを感じる部分があります。
しかしここまで多くの売却サービスを展開する不動産会社は中々ありません。
またその内容はどれも不動産を高く売るための的確なサービスとなっています。
そのため小田急不動産で売却をし、これらのサービスを利用すれば不動産を安心して高く売ることができるでしょう。
サービスの内容については、ひとつずつ詳細を説明していきます。
住宅設備機器補償
住宅設備機器補償とは、引っ越し後1年間は対象の設備機器に対して最大で500万円まで無料で修理ができる保証サービスです。
修理できない場合は同等品への交換が可能です。
売主は引っ越し後7日間の修復責任を負わなければなりませんが、それが免責されるということなので安心感があります。
対象となる設備機器は以下になります。
- 給湯機
- 浴室乾燥機
- 温水洗浄便座
- 換気扇
- 調理器具
- 混合水栓
特に水回りの設備は故障や劣化が多くあるため、このサービスがあると非常に便利です。
建物検査・既存瑕疵保証
売主側は契約書に書かれている内容と異なる物件を売った場合、契約不適合責任を負わなければならない決まりがあります。
そのため売主も分からない物件の不具合があり、それを知らないままで売り、後に不具合が出た場合は修繕を行う必要があります。
それを防ぐためには、物件を売る前段階できちんと調べ、不具合がある場合は契約書へその旨記載します。
小田急不動産では国交省認可の専門家によって、雨漏りやシロアリなど見えにくい建物検査を行ってくれます。
また専門家による検査で適合物件であることが認定されれば、引き渡し後1年間は最大1050万円までの瑕疵保証をつけてくれます。
売主にとって安心を与えてくれる他、買主も瑕疵保証がついていれば安心して物件を購入できるでしょう。
築25年以内の物件であれば以下の瑕疵保証が付きます。
- 建物の主要構造部位の木部の腐食
- 雨漏り
- 給排水管・電気配線・ガス配管の故障
- シロアリの害(50万円まで)
上記のようなサービスが無い場合は自費でインスペクションを受け、さらに瑕疵保険に加入しなければなりません。
そのため非常にありがたい売却サービスと言えるでしょう。
水回りクリーニング
購入希望者が内覧で気にする部分は水回りの状態だと言われています。
ここがきれいであれば購入意欲アップにつながります。
小田急不動産ではプロのクリーニング業者が専用の機材を使用して、徹底的に洗浄を行ってくれます。
洗浄個所や条件については以下を参考にしてください。
掃除箇所 | 浴室・キッチン・洗面台・トイレ |
---|---|
対応マンション | 築30年以内専有面積40平方メートル以内のマンション |
対応戸建て | 築25年以内の一戸建て |
クリーニングは目に見えるところだけではなく、外せる部分があれば全て外してクリーニングをしてくれます。
内覧に来た時などにも購入希望者へ印象を良く見せることができるので、早めの売却を検討している人におすすめです。
境界確認・仮測量サービス
戸建ての売却では特に引き渡し後に、土地の境界線などで揉めるケースもあります。
小田急不動産には境界確認や越境物の有無などを専門家が調査してくれるサービスが用意されています。
境界標の確認の有無や測量の調査結果は図面で提供してくれるので、買主は具体的な建築プランを出しやすいというメリットがあります。
検査項目は以下になります。
- 境界線の調査
- 仮測量図の作成
- 越境物の有無の検査
- 道路境界線後退の面積調査
こちらは300m2の住宅用地であれば、サービスを受けることができます。
素人ではできず、こちらも専門家を自分で探さなければならないため、ありがたいサービスと言えるでしょう。
24時間緊急駆け付け
24時間緊急駆け付けサービスは買主にとって嬉しいサービスになります。
例えばインターフォンがならない、カギの紛失のトラブルなど暮らしで起こる様々な困りごとに24時間緊急で駆けつけてくれるサービスです。
売主側にはこのサービスがついている、ということが売却力に繋がります。
詳しいサービス概要は以下を参考にしてください。
- 電気設備のサポート(電気がつかない・インターフォンが鳴らないなど)
- 鍵のサポート(鍵の紛失・鍵の不具合)
- 水回りのサポート(トイレの水が流れない・蛇口の水漏れなど)
- ガス関連のサポート(点火しない・給湯器のお湯が出ないなど)
- 建具のサポート(窓が閉めづらい・扉の建付け調整など)
- 窓ガラスのサポート(窓ガラスが割れたなど)
細かいサポートにはなりますが、これらの日常の困りごとに駆けつけてくれるのは安心感があります。
リペアサービス
リペアサービスとは壁紙のめくれや床のへこみ・キズなど見てすぐに気になるような個所の修繕を行ってくれるサービスです。
対象物件は築30年以内専有面積が40m2以上のマンションで、60分までで作業が終わる個所と条件があります。
作業範囲については以下から売主が決めることができます。
- 壁紙のはがれ・めくれ・隙間
- 壁・天井のビス穴
- 床のへこみ・キズ
- クッションフロアのめくれ
- ソフト幅木の浮き
壁や床の不具合は目に見えて分かる部分なので、短時間のサービスではありますが注目したい所です。
居住中ホームステージング
ホームステージングとは家の中の家具をおしゃれなものに変更し、専門家がレイアウトなどを変更してくれるサービスです。
内装の魅力が上がり、購入者へアピールしたり購入意欲をアップすることができます。
海外ではホームステージングを行うのは通常で、日本でも最近は増えつつあるサービスです。
小田急不動産の居住中ホームステージングは、ホームステージャーと呼ばれる専門家が部屋を綺麗に見せるための演出を行います。
ホームステージングの内容は以下の通りです。
- モノの仕訳、不要なモノの梱包
- 家財の整理
- 簡易清掃、清掃レクチャー
- 内覧における注意点等のアドバイス
生活感が溢れすぎていると部屋が汚く見えることもあり、無料なので必ず利用したいサービスです。
また、部屋は空き家の状態でも魅力的に見えません。
小田急不動産は居住中のホームステージングだけでなく、空き室ホームステージングも行っています。
空き室ホームステージングでは人気ブランドのKEYUCAとunicoとコラボを行っています。
どちらもブランドの家具を使用して、買主に対しての優待価格での家具の買取や、家具を置いた物件の広告展開が可能です。
小田急不動産のその他のサービス
小田急不動産ではソナエアラバ以外にも、3つのサービスも行っており、計10個の手厚い売却サービスが受けられます。
それぞれ詳しく紹介します。
買取保証制度
小田急不動産で仲介依頼を行い、売却活動を行っても家が売れなかった場合に、小田急不動産で買い取ってもらうサービスが買取保証制度です。
家が売れるかどうか不安に思っている売主は多く、また買取にすれば安くなるのでは?という不安を持つ人に3つの安心を掲げています。
- 買取保証制度を使用すれば確実な売却価格が確定できて安心
- 一定期間売却できなくて低めに設定して焦る心配がいらない
- 相場よりも安くはなりがちだが仲介で少しでも高く売れることを目指している
買取保証制度は通常の仲介売却よりも相場は安くなりますが、一方で少し安くなっても確実に家を売りたいという人も存在します。
買い換えや出張、離婚など様々な都合に合わせたサービスだと言えるでしょう。
つなぎサポート
住み替えを行う場合、買い先行と売り先行という2つの考え方があります。
買い先行の場合売却代金を先に購入代金に充てられないため、家が売れるまでの間に融資を行ってくれるのがつなぎ融資です。
小田急不動産ではつなぎサポートを行っており、住宅ローンの不安に関する相談を行えます。
納税サポート
例えば家を相続し、その家を売却して相続税を支払いたいケースも良くあります。
しかし相続税の納税には期間が10か月と決められているので、それまでに家が売れないと売却代金を充てられなくなります。
小田急不動産の納税サポートは、納税期限までに不動産を売却して相続税の支払いに充てられなかった場合、一時的に融資を行ってくれます。
また相続に関する難しいことも小田急不動産が提携する弁護士のアドバイスを受けることができます。
相続対策やこれからどのように行動すべきかを専門家の立場で聞くことが可能です。
ソナエアラバ以外にも、売った後も安心できるサービスが充実していますね。
売却に関することは全てしっかりフォローしてくれるサービスですね。安心して家の売却ができ、全て無料で利用できるのはかなりお得と言えます。小田急不動産の査定依頼の流れも知っておきましょう。
小田急不動産の査定依頼の流れ
小田急不動産の査定依頼の流れについて、手順を説明します。
①小田急不動産の売却専用ページにアクセスする
②査定方法と売却の希望条件を選択していく
③対象物件情報を入力する
④お問い合わせ者の情報を入力する
手順は上記のように簡単で、ネットですぐに査定依頼がかけられます。
小田急不動産では査定方法に机上査定か訪問査定を選べるので、まだ情報収集の段階という場合は机上査定を選ぶと良いでしょう。
物件情報と個人情報を入力するだけで、後は連絡を待つだけなので手間がかからず便利です。
小田急不動産を利用するメリットや向いている人
小田急不動産の特徴や強みが分かった所で、利用するメリットや向いている人が見えてきました。
どんな人が向いているのか、また利用のメリットを把握した上で売却を検討しましょう。
小田急線で強い売却力を持っている
小田急不動産の強いメリットは、小田急沿線の直営店舗数は業界No.1という部分です。
小田急線路沿いの物件を売却したいのであれば、小田急不動産に査定依頼をかけない理由はないというほど、サービスも充実しています。
また、大手の不動産会社と肩を並べる仲介件数ながら、会社は町の不動産業者と同様に地域密着型の良い部分を最大に活用しています。
駅前店舗の集客力があり、沿線や町に詳しい担当者が在籍しています。
さらに地域実需の顧客との信頼関係が深いことが、強い売却力に繋がっていると言えます。
他社に引けを取らない売却サポートがある
売却でかかせないサポートやフォローがすべて揃っており、かゆい所に手が届くというサービスの充実さがポイントです。
売却前だけでなく、売却後のサポートも手厚いのでできるだけ高く、またできるだけ早い売却を目指すことができます。
大手の他社企業でもサービス全てが揃う所は多くはないため、査定価格だけでなくトータルで会社を選ぶ時の判断材料になります。
総合満足度93%と営業担当の質が良い
小田急不動産の口コミでもよく見られましたが、営業担当の人が親切丁寧という評価が多く見られました。
公式サイトによると利用者の総合満足度は93%とほとんどの人が満足しています。
いくら売却サポートが充実しており、小田急沿線上での売却力が強いといっても、担当者の対応が悪いとここまでの満足度にはなりません。
つなぎ融資や買取保証など、売却後の相続や税金に関する相談も気軽にできる点も魅力の一つでしょう。
小田急不動産は小田急線を軸として、そのエリアの街づくりをグループ全体が行っています。
そのため地元の方を大事に思い、街づくりのために行う不動産業なので、営業マンの対応にも良い評価が得られています。
小田急不動産が向いている人
売却サポートから考えると全国の売主に小田急不動産は向いていますが、小田急不動産は線路沿いの不動産会社になります。
そのため、小田急沿線に住む人であれば誰でも向いていると言えるでしょう。
どこまでが対象になっているのかは、その地域の一番近い店舗や小田急不動産の本社に問い合わせれば答えてくれるでしょう。
念のため売却依頼ができるかは確認してから査定依頼をかけると手間取らなくて済みます。
小田急不動産を利用する注意点
メリットも多い小田急不動産ですが、利用する場合注意点がいくつかあります。
それを踏まえた上で売却する時は、他の不動産会社と比較を行いましょう。
小田急線以外の店舗がない
小田急不動産は小田急沿線にありますが、店舗数はわずか20店舗になります。
神奈川県に住んでいる人は沿線でなくても売却可能な地域があるかもしれませんが、基本的に沿線の物件がメインになっています。
メリットでもお伝えしましたが、小田急線以外のエリアの不動産の場合、売却できない可能性があります。
エリア外からの問い合わせになると他社経由になります。
ソナエアラバを利用するには条件がある
魅力的でメリットも多いソナエアラバの売却サポートですが、利用するには条件があります。
適用条件は以下になります。
- 3か月間の専任専属媒介契約を締結すること
- 売り出し価格が査定価格の125%以内に設定されていること
- 既定の仲介手数料を支払うこと
専任専属媒介契約とは媒介契約の一種で、他社との契約ができず1社のみとの契約を結ぶことを言います。
そのため一般媒介契約とは違い、小田急不動産としか契約を結ぶことができません。
一般媒介契約は複数契約が可能なので、売却しやすいと考えることもあります。
しかし専属専任媒介や、専任媒介はレインズへの掲載や販売活動に力を入れてくれるというメリットもあります。
どちらの媒介契約が良いかは物件との相性を見極めたうえで決めることが大切なポイントです。
他の適用条件についてはどこの不動産会社のサービスを利用しても決められている条件なので、あまり気にしなくても良いでしょう。
仲介件数が大手と比べると少ない
小田急不動産の仲介件数は1289件と、仲介件数ランキングでは21位になります。
以下のランキング上位3位の大手3社と比較すると件数が少ないです。
- 三井不動産リアルティ38612件
- 住友不動産販売36108件
- 東急リバブル23278件
仲介件数が少ないということは、それだけ購入希望者の数も少ないということになります。
ただし小田急不動産は小田急沿線に特化しているので、件数が少なくても沿線で実績を持っています。
そのためあまり問題視することでもありません。
これは大手不動産業者と地元密着型不動産業者が持つそれぞれのメリット・デメリットとして考える部分になります。
気になる場合は次に解説する複数の査定依頼を検討しましょう。
買取は複数社に査定依頼をかけることも検討する
小田急沿線には他の不動産会社も多数あります。
小田急沿線の物件をもちながら、小田急不動産以外にも比較したいと思う場合もあるでしょう。
沿線には個人経営の所や大手不動産業者もあり、大手には大手の、中小には中小の良さもそれぞれあります。
様々な不動産会社に一応査定依頼をかけたいと思う場合は、大手企業と中小企業どちらも査定依頼をかけることをおすすめします。
一軒一軒査定依頼をかけなくても、今は不動産一括査定サイトを使えば複数の不動産業者に査定依頼をかけることができます。
査定依頼をかければその業者と連絡を取り合うことになります。
そこで担当者の対応の良さやスピード感などが分かるので、良い業者選びを行うことができます。
双方が出してくる査定額をもとに、小田急不動産も合わせた不動産の比較をすれば、自分に合う不動産が見つかるでしょう。
小田急不動産の口コミ・評判は担当者が親切丁寧で利用しやすいという意見がありました。
また公式サイトによると総合満足度が93%と、地元住民にも町の不動産屋さんとして便利に利用されていることが分かります。
特徴は仲介サービスソナエアラバという充実した売却サポートがあります。
この売却サポートは全て利用が無料で、利用することで売主は最高ランクの売却準備をすることができます。
小田急沿線に住んでおり、家を売却したい人は必ず小田急不動産に査定依頼をかけておいて損はないでしょう。
もし小田急不動産以外の不動産会社にも査定依頼をかけたいのであれば、不動産一括サイトを利用することをおすすめします。
不動産一括査定サイトを利用する場合は、大手企業と中小企業どちらにも依頼をかけて比較することがポイントです。
査定サイトを賢く利用して、自分に合う不動産業者を見つけましょう。