リゾート物件には非日常感を求める人が多いのではないでしょうか?
しかし理想を追い求めて購入したものの、実際に利用してみると不便に感じて後悔するケースもあります。
そのため理想だけで物件を決めるのではなく、利用方法や利用目的に合ったリゾート物件を選ぶことが大切です。
例えばセカンドハウスとして利用する場合と定住する場合とでは必要な条件が異なります。
仮に標高の高い場所にあるリゾート物件を購入するとしましょう。
たまに訪れるのならばリフレッシュできるでしょう。
しかし買い物や通勤には不便なため、生活するのには向いていません。
そのため利用方法を明確にして、その方法に合った物件を選ぶ必要があります。
利用目的をはっきりさせることも重要です。
例えばサーフィンやスキーなどの趣味を楽しみたい、自然の中でのんびり過ごしたいなどです。
リゾート物件を選ぶ際は管理内容や管理費用も重要なチェックポイントです。
定住するのであれば管理内容はそれほど充実していなくても問題ありません。
しかし数カ月に1度くらいのペースで利用するのであれば、多少管理費は高額でも丁寧で充実した管理内容のほうが安心できます。
目次
リゾート物件購入後の利用方法を明確にしよう
これからリゾート物件を購入するのならば、はじめに利用方法を明確にする必要があります。
リゾート物件の利用方法は以下の2種類です。
- 定住
- セカンドハウス
基本的にはセカンドハウスとしてリゾート物件を利用するケースが多いですが、近年は定住向けのリゾート物件を探す人も少なくありません。
リゾート物件は自然が豊かで景色の美しい場所に建てられることが多く、きれいな空気を吸いながらのびのびと過ごせるからです。
また隣家との距離も離れているため、周囲を気にすることなく自由気ままに過ごせます。
リゾート物件に定住する場合とセカンドハウスとして利用する場合とでは見るべきポイントが違います。
定住用物件を探している人がセカンドハウス向け物件の人気の条件を参考にしてリゾート物件を選ぶと後で後悔することになり兼ねません。
そのため必ずはじめにリゾート物件をどのように利用したいのかをはっきりさせて、必要な条件を確認することが大切です。
しばらくはセカンドハウスとして利用する予定でも、現役を引退したら定住したいと考える人もいるでしょう。
その場合は定住向けのリゾート物件を探すのが望ましいです。
リゾート物件を選ぶときは自分の好きな過ごし方ができる物件を選べば良いのではないですか?
もちろん理想の時間を過ごせるようなリゾート物件を選ぶことは大切です。しかしセカンドハウスとして利用する場合は快適に感じても定住するとなると不便に感じることもあるため、理想だけで選ぶのではなく利用方法に合ったリゾート物件を選ぶ必要があるんですよ
ではまず利用方法と利用目的を明確にすれば良いんですね
はい。そうすれば自分にとって必要な条件も絞られてきますよ。これから紹介する人気の条件も参考にしましょう
定住向けリゾート物件の人気の条件は5つ
定住向けのリゾート物件を探す場合は以下の条件を参考にすると良いでしょう。
- 利便性が高い
- 平坦地
- 定住者がいる
- 気候が合っている
- 管理費が高過ぎない
ほとんどの場合、リゾート物件があるのは別荘地です。
きちんと管理された静かな別荘地が多く、都会の住宅街とは全く異なる雰囲気の中で思い思いの時間を過ごせます。
そのため定住を考えるケースも少なくありません。
しかし定住する場合は理想の時間を過ごせるというだけでなく、日常生活を過ごすのにも適した場所を選ぶ必要があります。
そのため定住する上で欠かせない条件を必ず確認しましょう。
定住するなら利便性の高さは外せない条件
リゾート物件に定住することを考えている場合は、利便性の高さを重視したほうが良いです。
以下のような生活に欠かせない施設に通いやすい物件を選びましょう。
- コンビニエンスストア
- スーパーマーケット
- ホームセンター
- 金融機関
- 喫茶店
- 病院
- 動物病院
人によって必要な施設は異なります。
そのため自分にとってなくてはならない施設が近くにあるかを確認しましょう。
生活に必要な施設が近くになくても車があるから大丈夫と考える人もいるかもしれません。
しかしこの先もずっと車を運転できるとは限りません。
そのためできればリゾート物件と生活をする上で必要な施設を徒歩で行き来できるのが理想的です。
徒歩で行き来できない場合はシャトルバスが走っているか否か、またバス停が近くにあるか否かを確認しましょう。
老後も住みやすい平坦地が理想的
山に囲まれた自然が豊かな場所のリゾート物件を購入する際に悩みの種となるのが、傾斜地に立っている物件を選ぶか平坦地に立っている物件を選ぶかという問題です。
土地を購入する場合も傾斜地か平坦地かで悩むケースが多いです。
まず以下で傾斜地と平坦地の特徴を比較してみましょう。
傾斜地の特徴
- 土地や物件の購入費用が安い
- 見晴らしが良い
- 上り下りが大変
平坦地の特徴
- 段差がなく高齢者も過ごしやすい
- 畑やガーデニングを楽しめるスペースを確保できる
- 土地代や物件の購入費用が高い
セカンドハウスとして利用するのならば、パノラマの景色を楽しめる傾斜地の物件を購入するのも良いでしょう。
しかし定住する場合は段差のない平坦地が便利です。
また庭を作ることもできるため、畑やガーデニングなどの趣味も楽しめます。
年間を通して住みやすい気候であることが大切
リゾート物件は全国の様々な地域にありますが、長年高い人気を誇っているのは避暑地のリゾート物件です。
例えば河口湖や軽井沢、那須高原などが挙げられます。
ただし日中は涼しくて過ごしやすくても、朝晩は寒く感じることもあります。
冬になると寒すぎて生活するのには不向きな物件も少なくありません。
以下で軽井沢の平均気温を見ていきましょう。
- 1月から3月…-3.5度から0.5度
- 4月から6月…6.8度から15.5度
- 7月から9月…19.5度から26.3度
- 10月から12月…10.0度から-0.7度
夏は過ごしやすい気温ですが、冬は日中でも氷点下になる日も珍しくありません。
一般的な暖房器具では室内を温めるのが困難なため暖炉が必要になるでしょう。
暖炉で暖をとるためには常に薪を用意しておかなければなりません。
雪が降ると雪かきが必要になる他、車の運転をするのも難しくなります。
そのため地域の気候と注意点を確認して、年間を通して生活していけると思ったら購入するようにしましょう。
定住では管理の質よりも費用が重要
リゾート物件が建っているエリアは管理会社によって管理されているのが一般的です。
そのため毎月管理費が発生します。
管理費の相場は以下の通りです。
- 1年間で30万円から60万円
管理費は別荘地の規模や管理内容などによって異なります。
例えば規模が大きく管理人が常駐している別荘地の物件の場合は高額です。
逆に日勤のみの管理や自主管理の場合は、管理費が安かったり管理費が不要だったりします。
リゾート物件に定住する場合、自分の敷地は自分で管理できます。
そのため管理内容がそれほど充実していなくても問題ないでしょう。
管理内容が充実している物件よりも管理費を節約できる物件を選ぶのが望ましいです。
特に老後に定住することを考えている場合は、管理費や修繕積立金などの毎月発生する費用をしっかり計算することが大切です。
またリゾート物件では好きなときに温泉に入りたいと考える人も少なくありませんが、自宅に温泉をひくと温泉権利金や温泉使用料、更新料などが発生します。
自宅に温泉をひける場所では近くに温泉施設があることも少なくないため、温泉施設を利用して費用を節約すると良いでしょう。
セカンドハウス向けリゾート物件の人気の条件は4つ
リゾート物件をセカンドハウスとして利用する人は、以下のような条件で物件を探すことが多いです。
- 非日常を味わえる
- 趣味を楽しめる
- 暖炉がある
- 管理が行き届いている
セカンドハウスとして利用する場合は、慌ただしい日常を忘れられるような静かな場所にあるリゾート物件が人気です。
毎日生活する場所ではないため、自分の理想を叶えられる物件を選ぶと良いでしょう。
ただしたまにしか訪れない場合でも水道や電気、ガスの基本料金や管理費は毎月発生します。
そのため毎月発生する費用を計算して、無理なく維持できる物件を選ぶことが大切です。
日常を忘れられる非日常感が人気
セカンドハウスに求める条件で人気なのは非日常感です。
そのため標高の高い場所にある物件や海沿いにある物件などを選ぶ人が多い傾向にあります。
隣家との距離が離れていてプライバシーを守れるというのも外せない条件です。
また非日常感を取り入れた建物も人気です。
例えば以下のような建物です。
- リビングから海が繋がっているように見える
- バルコニーから山の景色を一望できる
- アウトサイドリビングで外の空気を吸いながら家族団欒できる
- 浴室から景色を一望できる
人気のリゾート物件の建物に共通しているのは開放感です。
住宅街では浴室に大きな窓をつけたり外にリビングを作ったりすることは困難です。
また家にいながら山や海の景色を一望することもできないでしょう。
しかしリゾート物件では理想を叶えることも可能です。
中古物件の中にも開放感を味わえる物件が数多くあるため、中古物件を購入したとしても非日常感を味わえる可能性が極めて高いです。
これぞセカンドハウス!趣味を思う存分楽しめる物件
自分の趣味を好きなときに好きなだけ楽しみたいという目的でセカンドハウスを購入するケースがほとんどです。
例えば次のような趣味です。
- サーフィン
- スキー・スノーボード
- 釣り
- 自然散策
- 温泉
- 食べ歩き
- ペットと遊ぶ
サーフィンや釣りを楽しむのならば海沿いのリゾート物件を探すことになるでしょう。またスキー・スノーボードの場合であれば山間部や山に近い物件が理想的でしょう。
自然散策や温泉などを楽しむ場合は山側のリゾート物件が人気です。
特に人気が高いのは次の温泉地や避暑地の別荘地です。
上記の別荘地には高額な物件が多いですが、手頃な物件も豊富にあります。
富裕層でなくてもリゾート物件を手に入れやすいため、多くの人に上記の別荘地が選ばれているのです。
また都心からのアクセスが良いというのも人気の理由です。
ただしいくら人気がある別荘地でも自分に合うとは限りません。
そのためしばらく宿泊施設で別荘気分を味わってみて本当に自分に合っているか確認してから購入を決断すると良いでしょう。
ぬくもりを感じられる暖炉のある家が人気
暖炉がついている物件も人気が高いです。
海外の住宅のようなおしゃれ感のある部屋になるからでしょう。
また高いリラックス効果も期待できます。
寒い日は暖炉の前に自然と人が集まるため、家族や友人ともゆっくり落ち着いて話すことができるでしょう。
暖炉つきの中古物件の中にはリーズナブルな価格で販売されている物件もあるため、検索条件で暖炉つきという項目にチェックを入れて検索してみましょう。
ただし暖炉は定期的な手入れが必要です。
煙突の手入れは高所での作業で危険性があるため、専門業者に依頼することになるでしょう。
業者に暖炉の手入れをする場合は5万円ほどの費用がかかります。
また薪も用意しなければなりません。
自分で薪を割るのならば費用はかかりませんが、薪を購入する場合は1立方メートルで2万円ほどの費用がかかります。
そのため維持費も計算して暖炉つきの物件を選ぶか否かを考えましょう。
ちなみに新しく暖炉を購入して取りつける場合の費用は約200万円が相場です。
管理が充実していれば数カ月に1度の利用でも安心
別荘地の管理内容は各別荘地によって異なります。
しかしどの別荘地でも管理会社が管理をするのは基本的に別荘の共用部分です。
道路脇の草の除草や樹木の管理、庭の手入れの他、共用施設の維持管理などをメインに行います。
ただし別荘地によってはライフラインのトラブルの対応や蜂の巣の駆除なども管理内容に含まれていることがあります。
また別途料金を支払えば家の敷地内の手入れをしてもらえる別荘地もあるなど、別荘地により管理内容は様々です。
管理内容が手厚くなれば管理費用も高額になりますが、それでも1年に数回しかリゾート物件を利用しない場合は管理内容の手厚さを重視して物件を選ぶ傾向にあります。
逆に自主管理を選ぶ場合は管理費がかかりませんが、全ての手入れを自分たちで行わなければなりません。
また万が一トラブルが起きた場合もサポートをしてくれる人がいないため、セカンドハウスとしてリゾート物件を利用する場合は管理人が常駐している別荘地か日中のみ管理を行う別荘地を選ぶのが望ましいです。
戸建て住宅orマンション リゾート物件はどう選ぶべき?
リゾート物件の利用方法や利用目的を明確にして自分にとっての必要な条件を確認したら、
今度は以下の点について明確にしましょう。
- 立地
- 建物の種類
- 予算
利用方法と利用目的がはっきりすれば、おのずと別荘地の場所も絞られます。
自分の条件に合う地域と別荘地を選びましょう。
また戸建て住宅とマンションではどちらが自分に合っているかということについても考える必要があります。
リゾート物件は中古物件が数多く出回っており手頃な物件も多いですが、手頃な物件は大々的な修繕が必要になるケースが多いです。
そのため購入費用だけでなく修繕費用や維持費も計算して購入する物件を決めることが大切です。
つまりリゾート物件を選ぶ際は利用方法と利用目的の他に立地と建物の種類、予算の5つを考えれば良いんですね
そうですね。予算を決める際は希望の予算とこれくらいまでなら支払えるという予算を決めておくことと、希望する地域のリゾート物件の相場を調べておくことが大切ですよ
マンションと戸建て住宅とではどちらが購入しやすいんでしょうか?
マンションは比較的購入価格が手頃です。しかし維持費や過ごしやすさなども考えなければならないんですよ
リゾートマンションの特徴とメリット・デメリット
マンションと戸建て住宅で迷う人は少なくありません。
そこでリゾートマンションと戸建て住宅のメリットとデメリットを比較して、どちらが自分に向いているか判断しましょう。
まずは以下でリゾートマンションの特徴を確認しましょう。
メリット
- 景色が良い・観光地が近い
- 近隣とのつき合いが少ない
- 好きなときに温泉やプールが楽しめる
デメリット
- 維持費が高い
- ペットを飼育できない物件が多い
リゾートマンションは基本的に駅から離れた場所に建っていることが多いです。
生活の拠点としてではなくリゾート気分を味わう場所として建てられていることがほとんどだからです。
そのため利便性は高くありませんが、景観や観光地までのアクセスは良いです。
またマンション内には温泉やプール、テニスコートなどの豪華な施設がついていることも少なくありません。
そのためマンション内で自由気ままに過ごしたい人に向いています。
ただし管理費や修繕積立金などの維持費は、戸建て住宅よりも高額なケースが多いです。
リゾート戸建て住宅の特徴とメリット・デメリット
戸建て住宅の特徴は以下の通りです。
メリット
- 近隣を気にせずに過ごせる
- ペットと一緒に過ごせる
- 家庭菜園ができる
- DIYができる
デメリット
- 定期的にメンテナンスが必要
- 購入費用が高め
戸建て住宅はマンションに比べて自由度が高いです。
隣接する建物との間隔も十分空いているため、バーベキューやドッグラン作り、ガーデニングなども実現できるでしょう。
ただし定期的にメンテナンスをしなければなりません。
特に雪が降る地域では屋根やバルコニーの床などが老朽化しやすいです。
自分の敷地内のメンテナンスにかかる費用は自己負担のため、修繕費を積み立てておく必要があります。
また人気の別荘地の物件は購入費用が高額なため、なるべく低予算で戸建て住宅を購入したいという場合は地域を変更しなければならないこともあります。
リゾート物件にかかる購入費用や修繕費用を知っておこう
予算について考える際は購入費用のみならず、維持費も含めて考えなければなりません。
以下にリゾート物件を購入する際に必要になる費用と、購入後に必要になる費用をまとめました。
費用を支払うタイミング | 必要な費用 |
---|---|
購入時 | 購入費、設計・施工費(新築物件の場合)、印紙税、仲介手数料、登記費用、金融機関への事務手数料、各種保険料、水道負担金、温泉権利金(温泉をひく場合) |
購入後 | 管理費、修繕積立金、不動産取得費用、固定資産税・住民税、水道光熱費、温泉使用料、温泉更新料 |
例えば物件の購入費用が300万円台だったとしましょう。
購入費用はかなりリーズナブルですが、購入費用の他に80万円から90万円ほどの費用がかかる可能性があります。
また安い物件は修繕費用が必要になるケースも多いです。
そのため購入費用だけを見て判断するのではなく、購入後の費用も計算してから購入を決めることが重要です。
もし購入するのが難しいようならば、賃貸という方法を検討すると良いでしょう。
リゾート物件購入時の不動産業者と管理会社の選び方
一般の住宅を購入するときと同じように、リゾート物件を購入する際も誰から購入するかが重要です。
リゾート物件を購入する際は中古物件を購入したり土地を購入して新築の建物を建てたりするケースがほとんどですが、その際は不動産業者に仲介を依頼することになります。
一般的な不動産業者を選ぶのも良いですが、リゾート物件を購入する場合はなるべく以下のような不動産業者を選ぶのが望ましいです。
- リゾート物件に特化している不動産業者
- 地域密着の不動産業者
一般的な不動産業者で物件を探すよりもリゾート物件に特化している不動産業者で物件を探したほうがリゾート物件の数は豊富です。
また購入を希望している地域のことをよく理解している不動産業者ならば、リゾート物件を利用するにあたっての注意点や様々な役立つ情報を教えてもらうことも可能です。
一方管理会社は別荘地を提供する不動産開発業者が指定しているため、自分では管理会社を選べません。
管理会社のリゾート物件の管理範囲
管理会社は自分で選べませんが、物件を購入する前に管理範囲と管理費用をチェックできます。
一般的な別荘地やリゾートマンションの管理範囲を以下にまとめました。
建物の種類 | 管理範囲 |
---|---|
リゾートマンション | エントランスや温泉、プールなどの共用部分 |
一戸建て別荘 | 敷地内の道路や設備の管理など(管理会社によって大きく異なる) |
リゾートマンションの管理範囲はどこもそれほど変わりません。
しかし戸建て住宅の管理範囲は別荘地により大きく異なります。
共用部分の管理を行うのはどの別荘地も同じですが、共用部分の管理範囲やその他の管理範囲については別荘地によってバラバラです。
例えば基本の管理の中に以下の作業が含まれているケースもあります。
- 水抜き(凍結防止)
- 鍵の保管、管理
- ホームセキュリティーによる24時間管理
また別途料金を支払えば以下のような作業を依頼することも可能です。
- 蜂の巣の駆除
- 室内の定期清掃
- ゴミ回収(ゴミステーションがない場合)
はじめから管理費用の中に上記のような費用が含まれているケースもあります。
しかし好きなオプションを追加する仕組みの別荘地やリゾートマンションのほうが一般的です。
管理についての満足度を高めたいのならば、後でオプションをつけられる仕組みになっているほうが良いでしょう。
管理が行き届いているか否かを知るために確認したい部分
優秀な管理会社か否かは以下の点を見ればある程度わかります。
- ゴミステーション
- 道路脇の草
- 共用施設
- 共用施設のトイレなど
上記の点を確認するのは一般の住宅を購入する場合も同じでしょう。
また住人のタイプについても大方の予想はつきます。
自主管理の別荘地ならば管理が行き届いていない部分があっても仕方のないことです。
しかし管理会社が入っている場合は常にきれいな状態になっているのが望ましいです。
また資産価値にも影響します。
そのため上記のような別荘地の共用部分を必ずチェックして、管理が丁寧か否かを判断しましょう。
リゾート物件や土地を見に行く際は共用部分も確認する必要があるんですね
共用部分がきれいな別荘地は管理が行き届いていることがわかります。管理が行き届いているか否かは住みやすさにも影響するんですよ
そうすると管理会社が入っていない自主管理の別荘地は住みにくいということになるのでしょうか?
そうとは言い切れません。住民同士で当番を決めて共用部分の管理を行っていることもあります。そのため自主管理の別荘地でも快適に過ごせることもあるんですよ
リゾート物件の購入価格や管理費は交渉できる?
リゾート物件の相場価格は地域によりバラバラです。
人気のエリアにある戸建て住宅は高額な価格で取引されていることが多いです。
しかし人気のエリアでも手頃な価格の物件を見つけられることもあります。
ある程度の売出価格は決められていますが、リゾート物件の価格については交渉することが可能なため価格交渉をしてみると良いでしょう。
ただしむやみに交渉を持ちかけるのはやめたほうが良いです。
誰でも大切な物件をはじめから安く売って欲しいと言われたら嫌な気分になるでしょう。
そのため以下のような準備をしてから交渉するようにしましょう。
- 相場を知る
- 売り出された時期を確認する
- 購入価格を決めておく
リゾート物件は持っているだけでも管理費などの維持費がかかるため、早く手放したいと考えている人も少なくありません。
しかし一般の住宅と比較すると需要が少ないため、長期間売却できないケースもあります。
その場合は一般の住宅を購入する際の値引き交渉よりもスムーズに値下げ交渉できるケースが多いです。
一括で購入することを条件にして価格交渉をするのも効果的です。
ただしだからと言って何度も値引き交渉をすると交渉が決裂することもあるため交渉は1回にする他、ここまで値下げしたら必ず購入するという価格を決めておくことが大切です。
リゾート物件の管理費の交渉はできない
リゾート物件の購入費用は値下げ交渉できますが、管理費は交渉できません。
そのため各別荘地やリゾートマンションで設定している管理費を支払い続けられるか、事前にしっかり考える必要があります。
もし管理費を支払い続けられるか不安な場合は、管理費の安い物件や管理費が発生しない物件を選びましょう。
リゾート物件の管理費の相場は年間30万円から60万円ほどですが、年間で10万円以下の物件もあります。
管理範囲は共用部分のみになりますが、敷地が広くない別荘地や娯楽施設が少ないマンションならば基本的な管理のみでも十分でしょう。
もし他の作業を追加したい場合は、基本の管理費用に料金を上乗せして作業を依頼することも可能です。
今は高額な管理費を支払えても、老後になって支払いに困るケースも珍しくありません。
管理費を滞納すると裁判に発展することもあるため、継続して支払い続けられる管理費のリゾート物件を選ぶようにしましょう。
リゾート物件の購入価格については交渉することが可能なんですね
応相談となっている物件も多いため、交渉のための準備を万全にして交渉してみると良いですよ
管理費用については管理範囲を減らすことを条件にして管理費を安くしてもらうことはできないのですか?
基本的にはできません。そのため物件の購入費用が安くなったからと言って購入を決めるのではなく、この先も決められた管理費を支払い続けられるかということについてもよく考えてから購入を決めることが重要なんですよ
まとめ
リゾート物件を選ぶときはまず物件をセカンドハウスとして利用するのか、もしくは物件に定住するのかを明確にすることが大切です。
定住する物件を選ぶ場合の条件として選ばれることが多いのは利便性の高さです。
リゾート物件には非日常感を求める人が多いですが、定住する場合は景色が良くてもスーパーマーケットや病院などの施設に通いにくいと生活するのが困難になってしまいます。
逆にセカンドハウスとして利用する場合は、自分の理想が詰まったリゾート物件を選ぶと良いでしょう。
人気の別荘地の物件でもリゾート物件は値下げ交渉をしやすいため、手頃な価格でリゾート物件を手に入れることも可能です。
しかし戸建て住宅でも管理費が発生します。
別荘地によっては一般のマンションよりも高額な管理費をとられることもあります。
またメンテナンスをするための費用や水道光熱費なども支払わなければなりません。
そのため購入費用だけを見るのではなく、維持費も含めて考える必要があります。
高額な管理費や維持費がかかることもあるリゾート物件ですが、利用方法や利用目的に合った物件を見つけ、維持費などもきちんと計算した上で購入を決めれば理想通りの別荘生活ができるでしょう。
後悔しない買い物をするためには、リゾート物件に特化した不動産業者に相談することも大切です。
別荘地のリゾート物件が豊富な不動産業者のサイトを利用して、心から満足できるリゾート物件を見つけましょう。