マンションの取引をするなら、マンションに特化した「マンションマーケット」のサイトを知っておいた方が良いです。
2015年からスタートした、マンションを専門としたサービスなので、マンションに関係する質の高い情報を入手できます。
どんなサービスなのですか?
こちらの記事では、マンションマーケットについて詳しく調べて紹介しています。
サイトの特徴や、実際に使ったことのある人の口コミや評判を、ぜひ参考にしてみてください。
マンションマーケットのサービスとは
マンションの取引が全般的にできるサイトです。
売却や買取の査定の申し込み、相場などを知ることができます。
主に4つのサービスを提供しています。
- スマート売却
- マンション購入
- 無料の売却査定
- マンションサプリ(市場の動向や相場の記事)
会社独自のデータを基に相場を出し、売買履歴なども本来は不動産会社に聞かないと分からないような情報も、このサイトで全て調べられるのです。
運営会社 | 株式会社マンションマーケット |
査定料金 | 無料 |
利用者 | 900万人 |
掲載物件数 | 118,179件(2021年5月時点) |
対応エリア | 東京、千葉、埼玉、神奈川 |
入力にかかる時間 | 60秒 |
査定できる不動産 | マンション |
URL | https://mansion-market.com |
サイトを運営しているのは宅建業の免許を保持している会社です。
よって、マンションマーケットのサイトは、普通の不動産会社と一緒で、仲介してくれます。
次に特徴を紹介していきます。
マンション専門の不動産会社
一般的な一括査定サイトは、いろいろな種類の不動産を対象としていますが、こちらのサイトはマンションに特化しているので、マンションに関して質の高い取引ができます。
オンラインのサービスは、主に下記の項目になり、無料で使えます。
- 最近取引した情報が見られる
- 価格の動きを把握できる
- 売買履歴から相場が分かる
全てマンションだけの情報を提示してくれるので、戸建てやアパートなどの不動産の情報から探さなくても良いのが利点です。
オンライン上でやり取りできる
サイトを使うことで、売却活動を行ったり、査定を申し込んだりと、不動産会社に行かなくてもオンラインで完結できます。
普通、マンションを売る時には、担当者と実際に対面で話し合い、売却の計画を立てて、書類など提出します。
このようなやり取りをオンライで全て済ませる仕組みを備えて、売買取引で手間だった部分を、省くことに成功。
分からないことはチャットで質問できるので、ユーザーの都合の良い時に、問い合わせすることができます。
多忙な毎日で打ち合わせできない人や、海外に出張している人などは、実際に対面で話しするのが難しいので、このサイトに向いていると言えます。
売主だけを担当する制度がある
マンションマーケットは、担当者のサポート体制がしっかりしています。
通常、物件を売る際には、不動産会社に仲介してもらいますが、売り手と買い手の間に、1人の担当者が付くケースが多いです。
ところが、マンションマーケットは売り手に付いている担当者が、買い手も担当するようなことはなく、売り手だけを手厚くサポートする制度があるのです。
また、売買取引だけのサポートではなく、不動産会社が買い取ってくれる「買取」を頼んだ時にも、売り手に寄り添った考えで優良な業者を探してくれます。
マンションを売ったことがない人は、いろいろと不安になることが多いものです。
サイトを利用すれば、買い取ってくれる業者を選ぶ際、専門家の目線で選んでもらえるので心強いでしょう。
仲介手数料が定額である
仲介手数料は上限が決められています。
大体の不動産会社は、上限の金額を求めてくるので高額になることが多いです。
下記の表が仲介手数料の計算式です。
契約金額 | 仲介手数料の上限額 |
200万円以下 | 取引額の5%+消費税 |
200万円超400万円以下 | 取引額の4%+2万円+消費税 |
400万円超 | 取引額の3%+6万円+消費税 |
例えば、マンションを4,500万円で売った時の手数料は最大でいくらになるでしょうか?
- 4,500万円×3%+6万円+消費税=155万1,000円
4,500万円で売れたら150万円くらいの仲介手数料が最大で必要になるということです。
一方、マンションマーケットで物件を売ると、手数料が定額「49万8,000円(税抜き)」なので、売却額が高くなっても定額以上かかることはありません。
売却価格が1,460万円以上になるなら、定額の手数料の方が安いです。
したがって、自分の物件の相場が1,460万円以上するなら売却を検討すると良いでしょう。
売却額が高くなりそうなら、仲介手数料を節約するためにも、こちらのサイトはおすすめです。
口コミについて
マンションマーケットの口コミや評判について紹介していきます。
30代女性:4,500万円で売却できた
仲介手数料が約100万円も安くできたのが良かったです。
オンラインでのやり取りも円滑で、契約をする時も、わざわざ遠い所まで来てくれました。
売却価格は最後値引きになってしまいましたが、ほぼ希望していた価格で売れたので、依頼して良かったと思っています。
50代女性:2,400万円で売却
ここの会社は、バイタリティ溢れる感じで、担当してくれた方が活気のある人で、以前に依頼した不動産会社と大違いでした。
前に頼んだ会社では物件が1年以上経っても売れず、担当者も何度か変わった始末。
しかし、この会社は専属の担当で、なんと1ヶ月以内に売却が決まったのです。
ここの会社に頼まなければ、ずっと売れないままだったと思います。
50代男性:3,000万円で売却
なるべく早く物件を売りたいことを伝えたら、売却活動に力を入れてもらい2ヶ月くらいで売却ができました。
市場の動きについても把握しており、きちんと話を聞いてくれて頼りになりました。
売却価格も希望の3,000万円で売れたので、大変満足しています。
連絡もすぐに返信をくれるので、信頼できる会社です。
30代女性:3,500万円で売却
返信の対応が迅速で、やり取りがスムーズでした。
住み替えだったので、早く前の家を売りたかったのですが、半年くらいかかりWローンになって大変な時期もありました。
売却にはどのくらいの期間がかかるのが通常なのか、初めてだったので全く分かりませんが、良くも悪くもない印象です。
しかし、手数料が安いということで、ここに決めたので、そこは満足しています。
口コミや評判は良いものが多い印象でした。
おうちの語りという、不動産会社の口コミサイトがあるので、参考にしてみてください。
ネットを普段使わない人は、利用が難しいかもしれませんが、ネットが使えて売却額が高くなるなら、手数料を大幅に安くできるマンションマーケットに依頼するのがおすすめです。
マンションマーケットの良い点
ユーザーの口コミで評判の良かった点など6つのメリットについて紹介していきます。
はい!
- 会員にならなくても相場が見られる
- 登録すると以前の履歴が見られる
- 売り手だけ担当することで囲い込み防止になる
- PCやスマートフォンでやり取り
- スマート買取は利便性がある
- 仲介手数料が安く済む
会員にならなくても相場が見られる
会員登録しなくても、大体の相場を見ることが可能です。
マンションマーケットのページを下の方にスクロールすると、「売却相場を調べる」という項目があるので、マンション名を入力して検索します。
そうすると相場を知りたいマンションの情報が出てきます。
また、住所からもそのエリアのマンションの相場が分かるので、とても便利です。
会員になると相場だけでなく、査定や価格の動向などが見られるようになります。
簡易査定は、面積と方位、階数を入力するだけで査定額が出ます。
会員に登録するために入力する項目は、
- 名前
- ふりがな
- メールアドレス
- パスワード
上記の4つのみになるので、簡単に登録ができるので、利用してみても良いでしょう。
相場がすぐに分かるシステムは、会社独自の方法で提示しています。
昔の成約事例や直近の取引を基に算出しているとのこと。
他のサイトで売られている中古マンションの情報で査定をしてみたら、やや低めの査定額になるようで、査定額を高く出すことが多いマンションでは、あまりない厳しめの査定額になっています。
入力する情報が少ないので、正しい査定額ではありませんが、指標として捉えておき、現地に来てもらって行う正確な査定をしましょう。
登録すると以前の履歴が見られる
会員になると、昔のマンションの売却価格が見られるようになります。
売買履歴の項目を見ると、昔の売却価格が載っていますが、実際に売却できた成約価格より少し高い価格になっていることが多いです。
成約価格を確認するためには「レインズ」からではないと無理なので、普通の人は見ることは難しいでしょう。
ちなみに「レインズ」とは、不動産業者だけが使えるネットワークシステムのことで、物件情報がたくさん掲載しているサイトです。
成約価格は分からないとしても、売却価格の動向を知っておくことで、自分の物件の価値も今後どうなっていくか判断材料になるでしょう。
また、お気に入り登録をすると毎月、資産価値レポートが確認できます。
レポートの内容は、登録した物件の価格の動きや、売却事例などが載っています。
いずれ自分のマンションを売りたいと考えている人は、自分の住んでいるマンションを登録しておくと、売り出しがあった時は事例が見られるので、参考にすると良いでしょう。
売り手だけ担当することで囲い込み防止になる
物件を売る際に、気をつけておきたいのは「囲い込み」というものです。
囲い込みとは、他の会社から買い手が現れたのにも関わらず、断ってしまい、自分の会社で売主と買主を仲介し、手数料を両方から受け取ろうとすることを言います。
売り手だけからもらう仲介手数料より、買い手からも手数料をもらえた方が、倍の利益になるので、囲い込みをする会社は存在するというもの。
このことを「両手仲介」と呼びます。
反対に、他の会社が買い手を紹介してくれて、取引が上手く決まると、売り手と買い手はそれぞれの会社に仲介手数料を払いますが、このことを「片手仲介」と呼びます。
両手仲介 | 売り手と買い手の両方から手数料をもらう |
片手仲介 | それぞれの不動産会社に手数料を払う |
マンションマーケットは、売り手と、買い手の担当エージェントが別になるように、囲い込み防止の仕組みにしています。
PCやスマートフォンでやり取り
このサイトを利用して物件を売ろうとする時、電話をしなくてもPCやスマートフォンを使ったやり取りになります。
オンライン上で、売却活動の報告を2週間に1回もらいます。
自分の物件がどこのサイトに載っているのか、物件はどのくらい閲覧されているかなどの報告が送られてくるのです。
マンションマーケットは、いろいろなサイトに物件情報を載せてくれるので、自分でも確かめておくと良いでしょう。
スマート買取は利便性がある
マンションの立地や状態によっては、需要がなくて、なかなか売れないこともあります。
売却が難しい物件は買取をしてもらうと良いです。
このサイトには「スマート買取」があり、物件を買い取ってもらうことで、仲介手数料がゼロ円になります。
買取になると、買主は不動産会社です。
マンションマーケットは、全国の買取業者に査定を申し込み、その中でも最も高く買い取ってくれる業者を探してくれます。
個人の場合と違い、買取査定額が1番高い会社に買い取ってもらうのがベストです。
早く物件を売りたい人や、売却活動をしても一向に売れない人は、買取で売ってしまった方が良いです。
注意しておきたい点としては、個人に売る通常の売却相場より7割の価格になってしまうのは覚悟しておきましょう。
仲介手数料が安く済む
ユーザーからの声で1番評判が良かったのは、仲介手数料が安く済むことです。
手数料は法律で上限が定められてはいますが、売却額で手数料は大きく違ってきます。
高額で物件が売れても、売却額で仲介手数料が異なるので、手数料も高くなってしまいます。
一方、マンションマーケットで物件を売って、高額な売却額だったとしても、手数料は定額です。
物件を売って売却益が出れば、投資に回せたり、次の新居にお金を使えたりできます。
仲介手数料は金額が大きいので、節約できると大きなメリットになるでしょう。
マンションマーケットの悪い点と手順について
次に4つのデメリット部分も見ていきましょう。
- 売却額が低いと仲介手数料で損をする
- レインズの情報は含まれない
- 担当者の相性で変わってくる
- 思った通りの価格で売れないこともある
売却額が低いと仲介手数料で損をする
メリットでも仲介手数料は挙げられていましたが、売却価格が1,460万円以上になる場合は、定額49万8,000円の手数料は安くて得になる一方、1,460万円以下になる場合は、手数料が高くついてしまうのです。
売却価格が1,000万円だった時の手数料は本来いくらになるか、仲介手数料の計算式で出してみます。
- 1,000万円×3%+6万円+消費税=39万6,000円
売却価格が1,000万円だと、仲介手数料の上限の金額は「39万6,000円」になり、マンションマーケットの定額49万8,000円より低い金額です。
したがって、1,460万円以下の価格で物件が売れてしまうと、手数料を損してしまうのがデメリットです。
レインズの情報は含まれない
レインズは不動産業者しか利用できない情報サイトで、以前に成約したデータを見られます。
マンションマーケットで確認できる相場は、自社で取引したデータを基に出しているので、レインズの情報が含まれていません。
また、レインズの情報は一般に公開してはいけない規定があります。
レインズを使う時は、マンションマーケットが査定をする時や、物件を売り出す時です。
マンションマーケットの売買履歴は、成約価格ではなく、売り出した時の価格になるので覚えておきましょう。
業者以外の人でもレインズを閲覧できる「REINS Market Information」から確認しておくこともおすすめです。
業者以外の人でも見られるレインズは、以前の成約価格を確認できるサービスは無料で使えます。
調べたいエリア選ぶと、それぞれの履歴が見られますが、直近の売買取引が100件以下だった時は、調べても表示されないことがあります。
したがって、マンションマーケットの相場と併せて見ると、より明確な情報を手に入れられるでしょう。
担当者との相性で変わってくる
売り手の立場になって全力で売却活動をしてくれる担当者は多いです。
しかし、口コミの中には「希望通りの売却プランではなかった」という人もいて、担当者と意思疎通ができていない場合、このような結果になってしまうことも多いようです。
売却活動を行う上で、売り手と担当者のコミュニケーションがしっかり取れていないと、スムーズに進まないデメリットがあります。
担当者が実績のある優秀な人であっても、売り手の考えを汲み取っていないと、実力を出すことができません。
売り手も担当者に意思表示するようにするためには、下記を意識しておきます。
- なぜ物件を売るのか
- 売却価格はいくらまで値引きできるか
- 売却活動で不明なことや不満なことはないか
担当者に予め伝えておくことで、円滑に話も進みやすくなります。
包み隠さず不安なことを話しておくことで、気持ちも楽になり、話をしっかり聞いてくれる担当者と相性良く売却活動が行えるでしょう。
思った通りの価格で売れないこともある
ユーザーの中では「思った通りの価格で売却ができなかった」とわだかまりを持った人もいます。物件を売った後に、よくある話です。
思い通りの価格で売却できないと、「ここのサイトを使わない方が良かったな」と思う人もいるでしょう。
しかし、希望した売り出し価格が、相場より高い価格で設定されていたら、なかなか買い手は現れないものです。
担当者が、希望した売り出し価格を変更した方が良いと言ってきたら、なぜその価格が良いのか確認しましょう。
担当者が提案した価格の理由が分かると、不満なく売却活動ができるというものです。
ここまでデメリットを紹介してきましたが、次に査定をする時の手順を見ていきましょう。
お願いします!
査定をする時の順序
流れはこちらです。
- 書類を準備する
- 物件の情報を入力する
- 査定額で契約するか決める
書類を準備する
査定をする前に、まずは書類を用意しておきます。
マンションの広さや細かい情報が分かる資料を準備して、査定をより明確に出します。
資料は下記を準備しておくと良いでしょう。
- 売買契約書
- 重要事項説明書
- 図面
- 管理規約 等
査定以外に、売り渡す時にも必要になる資料なので、早めに用意しておくことをおすすめします。
物件の情報を入力する
入力する内容はこちらです。
- 住所
- 面積
- 方位
- マンションの名前
- 部屋番号、階数
- 間取り
- 名義人
上記を入力して、大体60秒で査定を申し込めます。
対応している地域は、東京23区、東京、千葉、埼玉、神奈川なので、それ以外の地域になると、他の一括査定サイトを使って査定をします。
査定額で契約するか決める
査定額はなぜこの価格になったのか、担当者に尋ねて見て、納得いく内容なのかで判断します。
査定額が高いからといって、買取ではない限り即決しない方が良いです。
担当者を判断する時の目安はこちらです。
- 専門用語など使わず分かりやすいか
- 不明な点にはきちんと対応してくれるか
- 実績はどのくらいあるのか
- 宅地建物取引士の資格保持者なのか
資格に関して他にも、マンション管理士や、鑑定士などの保持している担当者なら信頼して媒介契約ができます。
よくある質問
マンションマーケットで、よくある質問をまとめてみました。
査定をしたら売却は必須?
査定をしたからといって、必ず売る必要はありません。
売却を決定するのは、売り手が判断することなので、査定だけでも問題ないです。
自分のマンションがいくらの価値があるのか知りたいだけで利用する人は多いです。
複数の会社に査定を頼んでも良い?
他の会社に査定を申し込んでも大丈夫です。
複数の会社に査定を出してもらい、査定額を比べてから決める人もいます。
査定額が売却額になる訳ではないので、しっかり価格を見極める必要があります。
査定はどのくらいで結果が出る?
2日前後には査定結果が出ます。
オンラインの査定は、現地に行って物件を査定している訳ではないので、訪問査定と査定額に差が出ることもあります。
訪問査定を行うことで、より確かな査定額を出すことが可能です。
机上査定(オンライン査定) | 訪問査定 |
データを基に査定額を出す 現地に行かない 実際の査定額とかなり差が出ることも 期間は1〜3日程度 | 現地に行って査定額を出す オンライン査定より確かな査定 期間は1週間程度 |
事例比較法はどんな査定?
売り手のマンションと似たような条件のマンションが、以前に成約した情報を基に、売り手の物件と比べ分析し、価格を出していく査定方法です。
マンションマーケットの注意点
サイトを利用するにあたって、注意しておくポイント4つを紹介していきます。
- 売却の際はエリアが限られる
- 販売している物件は自社だけ
- 両手仲介になってしまうことも
- 売却査定は1社しかできない
売却の際はエリアが限られる
スマート売却では対応エリアが、東京、神奈川、千葉、埼玉で、一部の地域は対象外となっています。
対応エリアではないマンションを売るには、他の会社に依頼しなくてはなりません。
また、エリア外の査定をすると、別の一括査定サイト「すまいステップ」に回されてしまいます。
すまいステップの一括査定は2020年4月に始めてまだ新しいサイトです。
よって、加盟している会社がどのくらいか詳細が不明な点があります。
運営会社は「株式会社Speee」で、「イエウール」という査定サイトも運営しています。
まだサービスが始まったばかりの一括査定なので、実績が少なく分からない点が多いです。
販売している物件は自社だけ
マンションマーケットが公開している情報には、今売り出している物件を掲載していますが、自社に依頼された物件のみです。
他の会社が売却しているマンションは、表示されていません。
したがって、他のサイトより売り出している物件の数は少ないです。
ちなみに、不動産会社の「株式会社ユープラス」と協同していて、連絡はユープラスへいきます。
両手仲介になってしまうことも
スマート売却は、30件以上のいろいろなサイトへ物件を掲載して、条件の良い買い手を見つけ出してくれます。
よって、囲い込みをされることはありません。
とはいえ、囲い込みはしませんが、流れで両手仲介になってしまうことはあるでしょう。
その理由としては、他のサイトから買い手が現れて、連絡する先は協同している会社「ユープラス」へいくからです。
ネットの広告から買い手が現れたら、結果的に両手仲介になってしまうということです。
両手仲介になったら注意しておきたい点があります。
それは価格交渉をする際に、担当者は売り手より、買い手側をサポートしやすくなる点です。
両手仲介は、売り手と買い手の間に同じ会社が担当します。
売り手としては、なるべく高く売却したい気持ちと、買い手としては、できるだけ安く買いたい気持ちがあります。
間に入っている会社は、値引きして成約する方が早く契約できるので、買い手側につくことが多いです。
売り手は価格交渉の時、「自分はこの価格で売りたい」ということをハッキリ伝えておくことが大事です。
両手仲介を阻止する方法
同時に複数の会社にマンションを売り出してもらって、両手仲介を避ける方法があります。
一般媒介契約だと、複数の会社と契約して物件を売却できます。
一気に複数の会社が売却することで、他の会社より先に売ろうと考えるので、囲い込みをする時間がなくなるというもの。
片手仲介の方が、買い手を早く見つけられるので、両手仲介される確率は低くなります。
売却査定は1社しかできない
スマート売却の査定は、マンションマーケットの1社のみです。
査定は1社だけだと、他の会社の査定額と比べられません。
他の会社と、査定額を比べた方が良い理由はこちらです。
- 会社によって査定額に違いがある
- 査定額を安く見積もることがある
- 売却プランが立てにくい
査定額の違い
昨今では、マンションの相場が急上昇しているので、査定が複雑な状況です。
会社によって査定額に違いがでやすいので、1社だけでは不安なため、3〜4社には少なくても査定を出してもらった方が良いです。
査定額を安く見積もることも
大体の不動産会社は、査定額を安く見積もることが多いです。
理由は、売却価格が低い方が、買い手も見つかりやすいからです。
相場の価格で物件を売っても、3ヶ月以上売却できないこともあります。
また、査定額を高くして、そのままの金額で売却しても、半年以上売れ残ってしまう可能性があります。
そうなると、会社の業績に傷がつくことになりかねません。
不動産会社は、たくさん売ることが目的なので、査定額を低くすることが多いという訳です。
売却プランが立てにくい
1社にしか査定を依頼しないで、その査定額で売却した場合、すぐに売れてしまった時には、「もっと高額で売れたのかもしれない」と考えてしまうこともあるでしょう。
売却価格は、複数の会社の意見を参考にしてから決めた方が良いです。
他のサイトにも査定を依頼しておく
マンションマーケットが対応しているエリアは、物件を売却しやすいエリアと言えます。
一般媒介契約を結んで複数の大手に依頼することも考えても良いでしょう。
大手は顧客がたくさんいることや、常に問い合わせがあるので、すぐに売れる可能性があります。
そのため、複数の会社に査定を申し込むには、一括査定サイトを利用するがおすすめです。
マンションマーケットの査定と違って、一括査定は複数まとめて査定を依頼できます。
査定額を出してもらったら、比較して信頼できる会社を選ぶようにします。
他の会社と比べることで、マンションマーケットの良さに納得し、より良い売却活動ができるでしょう。
査定サイトの選び方
サイトによって、査定を依頼できる会社の数が異なります。
少ないサイトだと3社、多いサイトだと20社同時に依頼できます。
そのため、1度の申し込みでどのくらい査定を頼めるのか、事前に確認しておきましょう。
それぞれ査定サイトには特徴があります。
自分の売ろうとしている物件にマッチングするため、数多くの会社に査定を出してもらうようにしましょう。
そして、マンションマーケットの査定を比べて、自分が納得いく会社に依頼をしましょう。
まとめ
マンションマーケットは、マンションを専門とした不動産サイトです。
運営会社も不動産会社なので、オンライン上だけで売却活動を行えます。
サイトを利用した人の中で、特に評判が良かったのは「仲介手数料が安い」ことです。
他にもレスポンスが早く取引がスムーズに行えて満足している人も多かったです。
全体的に評判は良いサイトと言えるでしょう。
また、会社独自のデータを基に相場を出しているので、マンションの最新情報を知ることができるのも便利です。
会員登録しなくても相場は見られるので、試しに調べてみても良いでしょう。
マンションマーケットの査定申し込みは1社のみになってしまうので、他の査定サイトを使って複数の会社から査定額を出してもらうのもおすすめです。
参考になります!