ピタットハウスは自分の住む町や駅前などで、緑の看板の不動産会社として見かけたことがあるという人も多いでしょう。
その他テレビCMやネットなどで頻繁に広告されているため、一般の人にも認知度が高い不動産会社です。
賃貸のイメージが強いのですが、賃貸はもちろん不動産の売買も行っている会社です。
実際の口コミやリアルな評判についてまとめたので、参考にしてください。
また仲介手数料など、特徴について詳しく解説します。
ピタットハウスはどんな会社?
ピタットハウスはスターツコーポレーションのグループ会社の、ピタットハウスネットワーク株式会社が運営するブランド名です。
概要やピタットハウスを実際に利用したことのある人の口コミについて見てみましょう。
町でよく見かける不動産屋さんというイメージがありますね。
ピタットハウスはフランチャイズなので店舗も多く、賃貸や売買と幅広く運営を行っていますよ。
ピタットハウスの概要
会社概要については以下を参考にしてください。
商号 | スターツピタットハウス株式会社 |
---|---|
所在地 | 東京都中央区日本橋3‐4‐10 |
設立 | 平成17年10月 |
株主 | スターツコーポレーション株式会社 |
資本金 | 3億8千万円 |
従業員数 | 678名(2019年4月1日現在) |
スターツコーポレーション株式会社は、主に建築や不動産、管理事業を行う会社です。
他にも出版や金融、高齢者支援など生活に欠かせない総合的な文化企業として幅広い事業を行っています。
特に建設業を中心とした会社で、建築関係や不動産の仕事をしている人に幅広く知られています。
ピタットハウスはスターツコーポレーション株式会社のグループ会社で、運営はフランチャイズになります。
フランチャイズとは、加盟する人や法人が親企業からお店の看板や取り扱う商品の使用許可をもらい、対価を本部に支払う仕組みです。
よくコンビニなどで行われていますが、ピタットハウスも同じフランチャイズで運営が行われています。
店舗数は650店舗あり、不動産フランチャイズのなかでも非常に大きな会社と言えます。
ピタットハウスの仲介手数料は?
不動産を買ったり売ったりする場合、不動産会社に業務の仲介を行ってもらいます。
その時に発生する不動産会社に支払う報酬を仲介手数料と言います。
どこの不動産会社を利用してもほとんどが支払う必要のある仲介手数料ですが、ピタットハウスの場合も含め手数料は一律ではありません。
特にピタットハウスはフランチャイズなので、仲介手数料はもちろんサービスや期間限定のキャンペーンなども、店舗によって異なる可能性があります。
ただ不動産売買における仲介手数料は、売買代金の金額区分ごとに上限が決められているので知っておきましょう。
取引額 | 仲介手数料の上限 |
---|---|
200万円以下の部分 | 取引額の5% |
200万円超400万円以下の部分 | 取引額の4% |
400万円以上の部分 | 取引額の3% |
上記の表をもとに例を挙げると、1000万円の物件の売買にかかる手数料として、200万円以下の部分には5%がかかり10万円がかかります。
また200万円から400万円までの200万円には4%がかかるので、8万円がかかります。
そして400万円以上の部分には3%がかかるため18万円となり、合計で36万円が上限になります。また、別途消費税も掛かります。
ただ多くの物件は400万円以上であることが多く、計算が面倒になるため速算式を使います。
400万円以上の物件には取引額の3%+6万円で求めることができます。
これらの計算はあくまでも上限であり、中には期間限定で半額になっている場合や割引している場合もあります。
詳細についてはお店側に見積の段階で問い合わせる必要が出てきます。
売主側からすれば仲介手数料は安いことにこしたことはありません。
しかし手数料が安くても、不動産会社の売買の業務に関する質が悪いと不満が出てきてしまうでしょう。
中々売れなかったり、自分が納得して物件を売ることができないかもしれません。
大切に住んできたマイホームであればなおさら、信頼できる不動産会社に依頼したいのは当然のことです。
そのため事前に口コミや評判も参考にしながら、企業の特徴を知っておくことが大事なポイントになります。
ピタットハウスを利用した口コミ
オリコン顧客満足度ランキングによると、ピタットハウスはランキング圏外です。
しかし規定人数の半数以上の回答を得られ、その総合得点が60点以上の高評企業に挙げられています。
まずはピタットハウスを利用したことのある人の良い口コミについて見てみましょう。
- 他の企業よりも高い査定額を出してくれてかつスピーディーだった
- 進捗状況や戦略の報告のためにわざわざ遠くからきてくれる
- 希望以上の額で売却してくれた
- 売却後でも問い合わせに対応してもらえた
- 営業マンの対応が非常に親切
口コミを調べると短期間での売却ができた、対応がスムーズなど営業マンの腕や技術が高いことがうかがえます。
また相続で引き継いだ土地やマンションなど、扱いが難しい不動産に対してもすぐに売却できた、という意見も目立ちます。
特に良い口コミとして多く上がったのは、希望通り、またはそれ以上の価格で物件が売れたという部分です。
フランチャイズは特にお店によって色が違い、担当者の力量で評価が分かれる部分が出てきてしまいます。
営業マンの質の差は評価に影響されますが、ピタットハウスはオリコンでも高評企業として挙げられています。
その理由として加盟店への多くの教育プログラムの提供や、教育制度の充実があります。
そのため総合的にサービスレベルが高いという特徴があるのでしょう。
一方で悪い口コミについて見てみましょう。
- 売却の長期化を防ぐために値下げがやむを得ない状況になった
- 査定額よりも安い価格になった
- 契約時の説明がやや分かりにくい
- 高く売れると言われたのに値下げになった
不動産の売買価格は適正価格がありますが、営業マンが高く見積もった金額で家が売れなかったという意見が目立ちます。
ただある程度安くなっても早くスピーディーに物件を売りたい、という売り主にとってピタットハウスは便利な不動産会社でしょう。
逆に希望価格でじっくりと売りたいという場合は、入念な相談が必要になるかもしれません。
良い意見と悪い意見をまとめて見ても、悪い口コミは少ない傾向にあるので、全体的に良い意見が目立ちました。
ピタットハウスの特徴や強み
ピタットハウスの概要や評判が分かったところで、ピタットハウスならではの特徴を見てみましょう。
ピタットハウスの持つイメージと、不動産売買における強みについて解説します。
ピタットハウスは賃貸のイメージが強いですね。
そうですね。でも不動産売買にも強く、親しみやすい印象なのが魅力でもあるのです。また他社にはない強みも持っていますよ。
賃貸に強い
ピタットハウスのフランチャイズ経営は、元々は賃貸仲介をメインに運営を行っていました。
そのため賃貸に強い、というイメージがあります。
ただし今やフランチャイズの店舗は650店舗と、非常に多くの個人経営不動産が加盟しています。
そのため中には売買仲介にも強い会社も加盟しており、不動産業務の幅や取扱量も広いのが特徴です。
賃貸に強いですが、売買でも安心して対応を任せられるでしょう。
またどこが本部店でどこがフランチャイズなのかは知ることはできません。
フランチャイズ店はもともと町の不動産会社だったという場合が多いので、フランチャイズだからと言って力量が弱いわけではありません。
ただしやり方や経営方針に対して前のお店の名残が残っているのは確かでしょう。
親しみやすい
先ほども述べましたが、ピタットハウスは賃貸仲介をメインにしていました。
そのため店舗の作り方も入店しやすく、親しみやすい雰囲気つくりを大事にしているように感じます。
また店舗は全て緑色の看板で統一されており、一目でお店が分かるようになっています。
ブランドイメージを非常に大事にしており、町の不動産屋さんという良いイメージが定着しています。
マイホームオークション
ピタットハウスはオークションで有名なヤフーオークションで唯一、不動産カテゴリで公認ストアとして登録されている企業になります。
例えば早く物件を売りたいが、相場よりも安いのは不安、またもっと高く売れたのではと金銭面で不安を抱える人も多いでしょう。
そんな人に対して、マイホームオークションの実施を行っています。
オークションは購入したい人を短期間でたくさん集められることが最大のメリットです。
そのメリットを生かして希望する人により高値で物件を売ることができます。
ヤフージャパンは国内でトップクラスの規模を持つサイトであり、公認ストアとして信頼性も得ています。
多くの人に物件情報を知ってもらえるため、売却に繋がりやすいメリットがあります。
また、マイホームオークションは仲介手数料を出品価格から計算します。
そのため出品価格よりも高値で取引された場合は、手数料が割引されたことになります。
例えば5000万円でオークションにかけた物件が、実質は5500万円で売れたとします。
売買手数料というのは物件に対してのパーセンテージであるため、500万円分の手数料は無料ということになります。
買取保証のスイッチ45がある
買取保証のスイッチ45とは、45日以内に物件が売れなかった場合、あらかじめ約束した金額でピタットハウスが買取を行うシステムの事です。
買取保証は他の不動産でもよく見かけるサービスです。
ただ他社とピタットハウスとの違いは利益を確保することを前提としていない、という部分にあります。
一般的な買取保証の場合、諸経費と利益分に買取保証価格を合わせた額が再販予定価格になります。
ただしピタットハウスでは諸経費と買取保証価格のみで設定されているため、再販になったとしても高い買取保証価格が見込めます。
一般的な買取価格は流通相場の約6割~7割程度が相場ですが、ピタットハウスでは8割~9割に設定が可能です。
お店側からしてみれば、利益分損をする可能性もあるシステムですが、45日以内の売却に自信があるからこそできるサービスです。
スイッチ45プランは以下の人にオススメとあります。
- 買い替え先が決まっていて資金計画を明確にしたい
- 現金化できる時期、手残り金額を確定したい
- 確実に売却できる保証が欲しい
売れるか売れないかでずっと不安を抱えるよりも、安心を取りたい人に人気のプランです。
リースバック
例えば今の住んでいる所を事情によって、住み替えしなければならないという場合もあるでしょう。
その場合本当はこの家に住んでいたいのに、という気持ちになります。
他にも住まいを確保しながらも、まとまった資金が必要になる状況などがあります。
そんな時に便利なのがリースバックシステムです。
リースバックはマイホームをピタットハウスが買い取り、売主はその物件を賃貸物件としてそのまま住めるシステムです。
住み替えに伴う引っ越し費用などが不必要で、売却でまとまった資金を得ることができます。
一度賃貸にしても買い戻しが可能です。
もし住み替えを検討している場合、リースバックをしてまとまった資金を得てから住み替えを行うこともできます。
売却・賃貸W査定について
不動産を持っている人は、売却して資金を得る以外に賃貸物件として人に貸す、という2つの選択肢があります。
どちらがお得なのかは素人には分かりません。
そこでピタットハウスでは、売却・賃貸W査定を行い、査定額をシミュレーションして売主が比較できるサービスを行っています。
転勤でいつか戻る可能性がある場合や、売却を急いでいないのでお得な方を見極めたい人におすすめです。
売った場合と貸した場合、それぞれの収入や支出、またメリット・デメリットを綿密に行ってアドバイスをくれます。
建物保証や住宅設備保証について
物件の不具合は売買後のトラブルになりがちですが、ピタットハウスには住まい安心プラスという保証があります。
戸建てには建物検査と建物保証があり、以下のようなあんしん保証が備わっています。
- 雨漏り
- 給排水間
- 木部腐食
保証限度額は200万円で、売却後の安心を得ることができます。
また一方でマンションについては住宅設備検査保証があり、その検査項目は約100項目もあります。
物件を売る場合、その物件の契約の内容に適合しない不具合があれば、売主側が責任を取る契約不適合責任というルールがあります。
以前は瑕疵担保責任という名前でしたが、トラブルを防ぐために分かりやすい民法へと変更されました。
買主は追完請求を行い、追完されない場合は減額や契約の催告解除を行うことができます。
とはいえ売主も分からない家の不具合もあり得るので、こういった検査を専門家が行ってくれるのはありがたいサービスでしょう。
スターツワン
ピタットハウスと専任媒介契約、もしくは専属専任媒介契約を結んだ人限定で、スターツワンというサービスを受けることができます。
スターツワンのサービスをそれぞれ見てみましょう。
- 設備補償
- 建物インスペクション・建物保証
- 現況測量
- ハウスクリーニング
- 簡易リペア
- 残置物回収
- 荷物の一時預かり
- 夢ナビ5000ポイント付与
設備保証はマンションや戸建てのキッチンやトイレなど、設備の補修を実施してくれるサービスの事です。
また建築士が建物の外観や屋根など、一般人には分かりにくい不具合を調べてくれます。
物件瑕疵と共に、後のトラブルになりやすい境界線についても、ピタットハウスで測量を行ってくれるサービスもあります。
また物件を販売すると、買いたいという人向けに内覧がはじまります。
内覧ではできるだけ水回り等など汚れが目立つ部分は綺麗にしておき、物を減らして部屋を綺麗に見せることで購買意欲を高めることができます。
売却に繋がりやすい、ハウスクリーニングや残置物回収サービスなどは非常に便利なサービスと言えるでしょう。
住宅トラブル24サポートサービス
住宅トラブル24サポートサービスとは、売却後のアフターフォローになります。
もしもの緊急時に駆けつけてくれるサービスで買主側へのフォローですが、ついていると購買意欲にも繋がります。
内容は以下があります。
- 水回りのトラブル
- ガラス窓が割れた
- 鍵の不具合や紛失
こちらは物件売却後1年後までと長い間のサービスで、買主側にとって魅力的なサービスの一つです。
ピタットハウスには売却しやすくしてくれるサービスが充実していますね。
売却のサポートはもちろん、後のトラブルを防ぐ対処法や売った後のフォローもあって安心ですね。
ピタットハウスに売却を依頼するメリット・デメリット
ピタットハウスには様々な売却サポートや強みがあることが分かりました。
そこでピタットハウスに売却を依頼するメリットと、デメリットについてまとめましょう。
ピタットハウスを利用するのがおすすめな人は?利用したらどんな良い点があるか知りたいです。
特徴や強みから大体の魅力は分かりましたが、具体的なメリットについて解説します。
近所にピタットハウスがある人はおすすめ
自分が今住んでいる近くのエリアにピタットハウスがある人は、利用がおすすめです。
昔からその場所で地元に根付いている不動産会社なので、独自の情報やネットワークを持っているでしょう。
また地元の不動産会社ながら、ピタットハウスの持つ幅広いネットワークも駆使することができます。
例えば、Aのお店で売っている物件は他の店舗からも見ることができ、A店の物件を違う店舗のお客さんに紹介することができます。
全国650店舗が物件情報を共有できるシステムがあるため、近くのお店で物件を売却すれば全国店舗で自分の物件を見てもらえます。
そのためもし近くにピタットハウスがあるなら、利用する価値は大いにあるでしょう。
また様々な不動産での疑問に関することも、近くにあれば相談しに行きやすいというメリットもあります。
ピタットハウスならではの売却システム
特徴の部分でもお伝えしましたが、ピタットハウスには様々な売却システムがあります。
マイホームオークションやスイッチ45、またリースバックなどです。
売主の目的に合わせて不動産会社の担当者と相談しながら、ベストな売却システムを利用することができます。
効率的に物件の売却が行えるので、スムーズな売却を実現しやすくなるでしょう。
集客力があるので売れやすい
全国650店舗と店舗が多いため、大手並みの情報網を活用することができます。
店舗が多く情報が共有されているため、集客力が高く物件が売れやすいと言えます。
物件の売買はもちろん住み替えによる賃貸の相談もできるため、活用しやすい不動産会社でしょう。
保証内容が手厚いので安心感がある
家の売買には必ずつきものなのが、物件の不具合による双方のトラブルです。
特に今は買主よりも売主側への責任が問われる仕組みになっているので、契約と違う内容の物件を売ることはできません。
とはいえ物件には目に見えにくい個所の不具合も隠れていることが少なくありません。
わざと不具合のある家を売ったつもりはなくても、責任を問われてしまう可能性もあります。
そこで、建物インスペクションや修繕を行ってもらい、買主側に安心して住んでもらえるための保証が揃っています。
保証額は200万円までついており、まとまった資金を万が一捻出しなければならない場合でも安心できます。
査定に対応していないエリアもある
一方でピタットハウスのデメリットですが、山奥の方や地方では査定に対応していないエリアもあることを知っておきましょう。
店舗に直接問い合わせるか、公式サイトの無料査定などで、売りたい不動産が対応しているかどうかを確認する必要があります。
ただしピタットハウスは不動産会社の中でも群を抜いた店舗数です。
そのため地方の土地や不動産も対応してくれる可能性が高いでしょう。
情報量が多く迷いが生じる
物件の売買で情報量が多いのはメリットでもあるものの、選択肢が多すぎて迷いが生じる可能性もあります。
特に初めての不動産売買を行う人や、ネット利用に慣れていない場合は戸惑いもあるでしょう。
その場合はある程度の不動産会社を絞って査定を行える、一括査定サイトなどを利用することをおすすめします。
ポイントは大手不動産と、中堅など特徴の違う不動産会社をピックアップして比較を行うことです。
スターツワンサポートを受けるには専任媒介にする必要がある
インスペクションやハウスクリーニングなど8つのサポートを受けられるスターツワンですが、受けるには条件があります。
その条件とは媒介契約を専任媒介もしくは専属専任媒介にする、という条件があります。
媒介契約について知らない方は媒介契約の特徴を知って、このサポートを受けるか判断しましょう。
媒介契約には、以下の3つの契約方法があり、売主が自分で選ぶことができます。
- 一般媒介契約
- 専任媒介契約
- 専属専任媒介契約
一般媒介契約は、複数の不動産会社と契約ができるので、様々なお客さんに自分の物件を見てもらえる機会が増えます。
ただし専任や専属専任と比較すると、営業マンが物件の営業に力をそこまで入れないというデメリットもあります。
とは言え自分の知り合いなど、自力で買主を見つけてきても問題ありません。
専任媒介や専属専任媒介の場合は定期的に進捗状況を告知する義務があり、不動産流通機構が運営するレインズにも掲載されます。
ただし不動産会社と契約するのは一社のみと決められています。
どちらにも良い点、悪い点があるため、どちらを選ぶかは売主の目的に合わせる必要があります。
ただしピタットハウスは店舗数も多いため、一社のみの契約でも売れる可能性は十分にあります。
媒介契約をよく知らない場合は、どちらの方が良いのかをよく検討してから、スターツワンサポートを選びましょう。
ピタットハウスは不動産一括査定サイトに参画している
ピタットハウスで査定を依頼したいな、と感じたらどのような手順で行うのかを解説します。
またピタットハウスはもちろん、他の不動産会社とも比較をしたい、という場合もあるでしょう。
ピタットハウスは不動産一括査定サイトに加盟しているので、様々な会社を比較したい場合は一括サイトで査定を依頼してみてください。
ピタットハウスで査定を行う手順
ピタットハウスで査定を行う手順を簡単に説明します。
- 近くの店舗に査定依頼を行う
- 媒介契約を結ぶ
- 購入希望者を募る
- 不動産売買契約を結ぶ
- 物件引き渡しの準備を行う
- 残代金の受領と物件の引渡しを行う
まずは近くの店舗に査定依頼を行いましょう。
店舗はネットでも探せるので、相談にすぐ駆け付けやすい店舗を選んでも良いでしょう。
査定には机上査定と訪問査定がありますが、早く売りたい場合や売ることが決定している場合は訪問査定を選んでもかまいません。
机上査定は書類などデータをもとに行う簡易査定の事で、訪問査定は実際に家を見て査定額を決める査定方法です。
査定が終われば購入希望者を募集してもらい、売買契約へと進みます。
物件はピタットハウスのピタットコムや大手ポータルサイトに掲載してもらえます。
買主が見つかれば、不動産売買契約を結び、物件引き渡しの準備を行いましょう。
準備には抵当権抹消登記の手続きや、引っ越しの準備など様々あります。
不備がなければ残りの支払いを行い、物件の引渡しになります。
不動産一括査定サイトとは?
ピタットハウスが加盟する不動産一括査定サイトとはどういうサイトなのか気になる所です。
不動産一括査定とは、ネット上で売りたい物件の情報と個人情報を入力すると、査定可能な不動産会社が自動で見つかるシステムの事です。
自動で見つかった不動産会社に一括で査定を申し込むことができ、自分の持つ物件の大体の相場額を知ることができます。
利用は全て無料で行うことができ、ピタットハウス以外にも査定相談をして第三者目線の意見を聞くことができます。
不動産は定価というものがありません。
そのため査定額は不動産会社でバラバラ、時には100万円以上の差がつくこともあります。
不動産は高すぎても売れず、安すぎると自分が損をしてしまうので適正価格で売れることが重要です。
その適正価格を知るために、不動産一括査定サイトが便利に活用できるのです。
不動産売買は大手が占めている理由
不動産売買は、超大手と言われる不動産会社が占めています。
三井不動産と住友不動産、東急リバブルの3社で不動産仲介の30%のシェアがあります。
大手は販売活動や広告費にお金をかけることができ、また有力な買主を持っているため売りやすいと言えるでしょう。
そのためこれらの大手の不動産とも比較したいなら、不動産一括査定サイトを利用して比較を行うことをおすすめします。
地元にある不動産や中堅とも比較するべき理由
では不動産売買は超大手で売った方が良いのでは?という意見になりがちですが、そうとも言い切れません。
というのも地元密着型には特殊な縄張りやネットワークも存在し、地元で売った方が高く売れたというケースもあるからです。
また大手では一社の不動産会社が売主と買主双方の仲介を行う、両手仲介になってしまうケースが多くなります。
自分の所に来た物件を、自分の所で買ってもらえればどちらの手数料ももらえるという不動産にとって、美味しい事態が発生します。
囲い込みが行われれば、他社に情報を公開しないことで高く売れるチャンスがなくなるかもしれません。
そのため中堅どころも含め、様々な不動産会社に査定を依頼することで適正価格を知れるのです。
そのために不動産一括査定サイトは非常に便利なので、相場を知りたい不動産が加盟する査定サイトを使い分けて、査定を依頼しましょう。
なるほど、ピタットハウスが気になっていても他の不動産会社と比較することが大事なのですね。
その通りです。不動産一括査定サイトでは一度に6社程度まで査定が行えるサイトが多いので、それを利用して自分の持つ不動産の適正価格の参考にしましょう。
ピタットハウスはスターツコーポレーション株式会社が運営するブランド名です。
経営はフランチャイズで店舗数は650店舗と非常に多く、利用しやすい不動産会社です。
賃貸のイメージがありますが、不動産売買も行っており売却を強力にサポートするシステムもあります。
売却に不安を抱える方は、ピタットハウスのオークションやスイッチ45などを活用して販売活動を行うと良いでしょう。
他にもすまい安心プラスや、スターツワンサポートがあり建物の修繕保証やハウスクリーニングなどを受けることができます。
それぞれのサービスの特徴を知って、査定を依頼する参考にしてください。
また不動産には定価がないため、物件の売却価格は売る不動産会社によって価格にばらつきがあります。
適正価格を知るためにも不動産一括サイトを有効に利用しましょう。