頑張って戸建てを買ったけど、実際住んでみて後悔をしている人は少なくないでしょう。
直ぐに引っ越したいと考えても、簡単に転居することは現実難しいもの。
引っ越しで後悔しないか不安です…。
この記事では、戸建てから引っ越したい人に向けて、後悔がないように引っ越す方法や、家の売却方法を解説しています。
戸建てから引っ越して、売却したいと考えている人は、是非参考にしてください。
よくある家を買ってから後悔した人の理由
念願の戸建てをやっと購入できたのに後悔してしまう理由とは、どのような内容があるのか、それぞれ紹介していきます。
- 通勤や通学が大変
- 隣人とトラブル
- 離婚して家族構成が変わった
- 間取りに不満
- 騒音が気になる
- 立地や周辺の環境が悪かった
- 想像より住みづらかった
通勤や通学が大変で後悔
購入した家から会社が遠かった場合、通勤に時間がかかり、毎日の負担になるため、後悔する人がいます。
転勤が急に決まってしまった場合も、夫だけ単身赴任の選択肢はありますが、家族と一緒に過ごしたいということで、せっかく購入したばかりの家を売る人も。
また、子供に行かせたかった学校があったのに、家の所在地が学区外だったため、他の学校に通わせることになってしまい後悔している人もいます。
家の近くの学校は悪い噂が多かったり、進学校が遠くで通わせるのが大変だったりして、子供の進学が原因で、引っ越したいと思う人も多くいるようです。
隣人とトラブルになり後悔
戸建てを買って後悔した理由の中で最も多いのが、隣人とのトラブルです。
毎日の生活で苦手な人が近くにいることを我慢するより、自分から引っ越した方がストレスから解放されると考える人も多くいます。
隣人トラブルの例だと以下のようなものがあります。
- 隣人が大音量でDJパーティーを深夜に開催しているようで、自分の家まで振動が伝わり、耳栓しても睡眠に支障が出るので引っ越したい。
- 子供がうるさいのは仕方ないとしても、親が注意もせず非常識な人だと、今後も面倒くさいことになりそう。
- 近所の井戸端会議に参加しないせいか、周りの人達の対応がドライで辛いです。
- 田舎で年配者だからか、勝手に家の玄関を開けてくる。
上記のような隣人トラブルで引っ越したいと考えているなら、早めに引っ越した方が良いです。
隣人の迷惑な人から離れることで、気持ちが晴れた生活を送れるというもの。
築浅の物件は高く売れやすいので、なるべく早く売却することをおすすめします。
離婚したので家族構成が変わり後悔
離婚をしたことによって家族構成が変わり、せっかく購入した家が負担になり後悔する人がいます。
結婚した当初に購入した家が、離婚となった場合は財産分与もあるので、家を売ることになってしまうでしょう。
間取りに不満が出てきて後悔
家を購入する前は気になっていなかったのに、実際住んでみると間取りに不満が出てきて後悔する人がいます。
間取りが不満になってくる大体の人は、家の購入価格や周辺の利便性だけに注目していたケースが多いです。
家を買う前には、周辺の環境や通勤までのイメージができても、家の中に関しては実際に住んでみないと、部屋の広さなどの住み心地の感覚が分からないものです。
賃貸の場合だと、実際に住んでみて間取りに不満が出たら、直ぐに引っ越しはできますが、購入した家の場合だと、中々引っ越しができなくて後悔している人は多くいます。
騒音が気になって後悔
購入前には分からないのが騒音で、実際に住んでみて分かることが多いです。
深夜になると外がうるさくなって寝られなくなったり、早朝に近所から大きな音が響いて早くに目覚めてしまったりと、毎日の騒音でストレスが溜まっていき、引っ越しを考える人がいます。
特に子供が小さい場合は、寝かしつけたりするのも大変になるので、引っ越しをする要因となるのでしょう。
騒音が気になって後悔した人の例はこちらです。
- 隣人が深夜に酔っ払って帰ってきて大きな声で騒いだり、壁に何かをぶつける音が鳴り響いたりして寝られない日々が続いています。
- 換気したくて窓を開けたい時も、騒音が気になるので窓を閉めて生活しています。
立地や周辺の環境が悪くて後悔
家を購入した後に後悔している人の中には、立地や環境に関するものがあります。
もちろん家を買う前に立地など調べているのですが、実際に住んでみないと分からないことが沢山あるというものです。
意外にスーパーやコンビニが遠くて買い出しに苦労したり、昼は静かで落ち着いているけど夜中になると騒音があったり、といったことが多々あります。
また、購入した家には何も不満はないけど、周辺の環境が悪いため後悔している人がいます。
立地で後悔している人の例はこちらです。
- バスでしか移動手段がなく、駅から徒歩20分の距離の方がまだマシです。
想像より住みづらくて後悔
鉄筋コンクリート造のマンションにずっと住んでいた人が、木造の戸建てに引っ越してきたら冬はとても寒く感じるでしょう。
保温性が違ってくるのでマンションより、戸建ての方が寒いです。
家を購入する季節が、冬以外なら保温性は分からない部分です。
そのため、冬になってから家を購入したことに後悔する人が多くいます。
また、マンションだと24時間いつでもゴミ出しができるのに対し、戸建てだとゴミ出しのルールがあってストレスを感じている人が多いようです。
戸建てのゴミ出しの場合は、時間が指定されているので、仕事に行く時間に合わないとゴミを出せないままになってしまうこともあります。
近所のゴミ捨て場を監視している人もいて、指定以外の日時にゴミを出さないようにチェックしていることも。
常にゴミ出しをする際に、周りの目を気にしながらゴミ出しをしないといけないので、マンションに比べるとストレスを感じて後悔する人もいます。
戸建てから引っ越すメリットとデメリット
戸建てを購入したけど色々な事情があって引っ越しをしたいと考えている方へ、引っ越すメリット・デメリットを紹介していきます。
お願いします!
引っ越すメリット
戸建てから引っ越すメリットはこちらです。
- 今住んでいる戸建ての悩みが解消される
- 時間が有効に使えるようになる
戸建てから引っ越しをすることで、家を買ってから後悔する人の理由であったような項目の悩みが全て解消されます。
人の悩みの90%は人間関係と言われているので、引っ越しをしただけでストレスから解放され、精神的に元気になることで、次の引っ越し先の人間関係も上手くいく可能性があります。
また、通勤や通学に時間がかかり過ぎていた場合は、引っ越しをしたことにより、移動時間が短くなり、自由な時間が増えて有効に使えるというもの。
スーパーや職場、学校までの移動が、車や電車の場合、ガソリン代や電車賃が節約になり、長期的に考えると引っ越した方がトータルで得になる場合があります。
引っ越すデメリット
次に、戸建てを引っ越すデメリットを紹介していきます。
- 転居の際にかかる諸費用
- 家を売るのに時間と手間がかかる
- 購入価格より高値で売却は難しい
今住んでいる家を売って新居を見つける場合、物件を購入するにも賃貸であっても、引っ越しの初期費用がかかってきます。
賃貸に引っ越す場合の初期費用の相場は、大体家賃の4ヶ月分と言われています。
家賃が20万円のマンションの場合は、引っ越しの初期費用が80万円になるということです。
一方、戸建て又はマンションを購入する場合の初期費用は、物件の購入価格の10%以上です。
仲介手数料や引っ越しにかかる諸費用が5%〜8%で、手付金の相場が購入価格の5%〜10%となります。
例えば、3,000万円の戸建てを購入した場合の初期費用は300万円くらいかかるということです。
初期費用
引っ越し先 | 初期費用 |
賃貸 | 家賃の4ヶ月分 |
戸建て | 購入価格の10%〜 |
また、今の家から引っ越す場合は、所有している家を売らなくてはいけません。
不動産の売却にかかる期間は一般的に3ヶ月〜6ヶ月なので、この期間に内覧の対応や買主と契約を締結しなくてはいけないので、手間になるというもの。
信頼できる不動産会社を見つけられたら、売却はスムーズにいくことでしょう。
家を売るとなったら、高い価格で売りたいと思うのが本音だと思います。
しかし、建物は年数と共に価値が落ちていくので、築浅で売ったとしても購入価格と同じくらいの価格で売却するのは難しいです。
新築物件は誰かが入居してしまった時点で直ぐに中古物件となり、新築に比べると価格が下がってしまいます。
都市部のような地価が上昇している所は、購入価格より高く売れる可能性もあるでしょう。
とはいえ、通常は購入価格より家を売る価格の方が低くなってしまうのでデメリットと言えます。
家を購入して良かった点
引っ越しのメリット・デメリットを紹介しましたが、家を売却して引っ越したいと考えている人へ、売却を後悔しないためにも再度、家を購入して良かった点を紹介していきます。
- マンションより騒音トラブルになりづらい
- 内装を好みに変えられる
- ガーデニングを楽しめる
- 土地の資産がある
- 住宅ローンの控除がある
- 社会的信用を得られやすい
騒音トラブルになりづらい
戸建ては、マンションのように壁の向こう側がお隣さんの部屋という訳ではないので、マンションに比べると騒音トラブルになりづらい点があります。
戸建てだと、ピアノなどの楽器の演奏や、大音量の映画鑑賞もマンションに比べたら、隣に響かないものです。
マンションは、上の階の足音や隣の人の音がストレスになることが多くありますが、戸建ての場合だとそのような音を気にしなくても良い点があります。
内装を好みに変えられる
戸建てだと家の内装を好みに変えられるのは良い点です。
分譲マンションだとある程度は内装を変えることは可能ですが、マンションの規約で改装工事ができないこともあります。
マンションは壁続きになっているため、工事の音が原因で隣人トラブルになりかねないです。
戸建ての場合だと法令に反していなければ、家の改装工事を自由に行えます。
注文住宅で買う場合は、自分好みの内装にして貰って建築できるので、自分オリジナルな家を建てられるのは、賃貸やマンションにはない良い点になります。
ガーデニングを楽しめる
家庭菜園をしたい人は戸建ての方を評価します。分譲マンションにはベランダはあるものの、広い庭を作るのは難しいです。
戸建てに庭があるなら、家庭菜園の他にも畑を作ることも可能です。
自宅に庭があった方が良いなら、マンションより戸建ての方が充実した生活を送れるでしょう。
土地の資産がある
戸建ての良い点は、土地が資産になるということです。
分譲マンションだと不動産の価値は建物が主になります。
経年変化によってマンションが劣化することで価値が下がっていき、売りたい時には希望通りの価格にならない可能性があります。
戸建ても劣化することで価値は下がりますが、家が古くなったら解体して更地として売却したり、更地を駐車場などにして活用したりする方法があるため、分譲マンションより土地の活用法があるというものです。
戸建ては土地に資産価値があるのでメリットになります。
住宅ローンの控除がある
所得税を10年間、減税できる制度があって、家を購入後に確定申告をしておくことで住宅ローンの控除が受けられます。
社会的信用を得られやすい
家を購入していることで、社会的信用を得られやすくなります。
家を持っているということが、ステータスになるので、頑張って家を購入して良かったとなる人もいます。
家を買ってから悔やんでしまった時の対策法
家を買って良かった点もあったと思いますが、それでも購入して後悔しているとなれば、早めに対策する必要があります。
対策法としては
- 家を売却する
- 家を賃貸する
この2つの方法があるので、それぞれ解説していきます。
売却する
頑張って戸建てを買ったけど、周辺の環境が悪くて住み続けるのが難しいと判断した場合、売却して「住み替え」をするのもおすすめです。
家を売却するには、住宅ローンの残債を確認して、売却額で完済できるのか計算します。
住宅ローンが残っている状態で、家の売却をしようとしても、抵当権者である金融機関の同意がないと認めてくれません。
家がどのくらいの価格で売れるのか知りたい場合は、不動産会社に査定依頼をしましょう。
賃貸する
どうしても今住んでいる戸建てから引っ越したいけど、せっかく買った家は手放したくないと考えるのなら、家を賃貸するという方法もあります。
賃貸で家を貸し出したとしても、契約期間を設けて入居者が退去したら、ゆくゆくは購入した家に戻れます。
賃貸中は家賃収入を得られながら、住宅ローンの返済に充てられるというもの。
家賃収入を得られるといっても、ランニングコストがかかってくるので、実質の利益は期待できません。
例えば、修繕費や保険料、固定資産税など様々なコストがかかってくるのです。
よって、利益を得るための不動産経営というよりかは、また家に戻って住みたい場合の対策法として考えてみてはいかがでしょうか。
戸建から引っ越しをする際にやるべきこと
戸建てから引っ越したいと決まったら、4つのやるべきことがあります。
- スケジュールを確認する
- 家の売却価格を調べる
- 住宅ローンの残債を確認する
- 次の新居を探す
それぞれ解説していきます。
スケジュールを確認する
戸建てから引っ越しをする際に、今住んでいる家を売却して、次の新しい家を購入するという住み替えを行う必要があります。
売却と購入を一緒に行うので、しっかりスケジュールを立てておきましょう。
戸建てから次の新しい家に引っ越しをする場合、「戸建てを先に売る」か「新居を先に買う」の2つを選ぶことになりますが、住宅ローンが残っているなら戸建てを先に売った方が良いです。
戸建てを先に売ることで、住み替えローンが組めるので、引っ越し資金を準備できます。
売却と購入の流れ
戸建てを売却する流れ | 新居を購入する流れ |
1)不動産会社に査定依頼 | 1)新居を探す |
2)媒介契約を結ぶ | 2)内覧に行く |
3)売却活動や内覧対応 | 3)売買契約 |
4)売買契約を結ぶ | 4)住宅ローン支払いの手続き |
5)物件の引き渡し | 5)引っ越し入居 |
戸建てを売却する期間は3ヶ月〜6ヶ月かかると言われていますが、一方で新居はすぐ見つかれば最短で1ヶ月以内に入居できるでしょう。
家の売却価格を調べる
戸建てがどのくらいの価格で売れるのか事前に調べておく必要があります。
戸建ての売却価格が分かれば、住宅ローンが完済できるのか考えられたり、次の新居の購入金額を検討できたりと計画が立てやすいというもの。
戸建ての売却価格を調べるには自分でもできますが、確かな金額を出すのは難しいです。
一番良い方法は、不動産会社に戸建ての査定を依頼することです。
不動産会社に査定依頼する際には、1社だけに依頼するのではなく、複数の会社に依頼するようにしましょう。
何故なら、不動産会社によって査定額は異なるため、1社だけだと比較ができないからです。
複数の不動産会社に査定依頼する方法は、直接訪問するのも良いですが、時間と手間がかかるため、一括査定サイトの利用をおすすめします。
自宅で依頼できて、時間もわずか3分もあれば完了します。
複数の不動産会社に査定を依頼したら、確かな売却価格も分かるので、計画が立てやすいです。
分からないことなども不動産会社に問い合わせできるので、戸建てを初めて売却する人も安心です。
ローンの残債を確認する
戸建てにまだ住宅ローンが残っているのであれば、完済して抵当権を抹消してからではないと引っ越しできません。
抵当権とは
住宅ローンを利用する時に金融機関が土地と建物を担保にする権利のことです。
詳しくは下記をご覧ください。
参考:抵当権(ていとうけん)とは【全任協】任意売却の無料相談
ローンが残っている場合は、金融機関に抵当権があるので、自分の判断で戸建てを売却できません。
そのため、戸建ての売却益で、住宅ローンを完済できるのか確かめるために、ローンの残債を確認します。
ローンの残債を確認するには、毎年10月に送られてくる年末残高証明書を見れば分かります。
金融機関によって時期は違ってきますが、年末残高証明書は毎年送られるものです。
もし、年末残高証明書を失くしてしまったら、直接金融機関に行って要求できるので、住宅ローンの残債をチェックできます。
次の新居を探す
戸建ての売却が順調に決まってきたら、同時に次の新居を探します。
新居を探す際には、また後悔しないためにも、妥協しないポイントを明らかにしておきましょう。
例えば、立地が悪くて引っ越しを決意したなら、次の引っ越し先の立地と周辺環境を徹底的に調べてから引っ越しをします。
また同じような目に遭わないためにも、不動産会社に事情を説明してアドバイスを受けながら、念入りに決めていきましょう。
ローンが残っている状態で引っ越す場合
ほとんどの人が家を購入する際には、住宅ローンを組んでいます。
戸建てを買ったけど引っ越したい人は、大体ローンが残っている状態でしょう。
次に、ローンが残っている状態でも引っ越しをする方法を解説していきます。
自己資金で補てんする
ローンが残っていて戸建てを売るには、家の売却益では賄えきれなかった分を、自己資金で補てんする方法です。
本来なら預金で足りなかった分を返済できれば良いのですが、手持ちがない場合は金融機関から借入れをします。
住み替えローン
住み替えローンとは
物件を買い替える時に、返済がまだできていないローン残債を、購入する物件の住宅ローンに上乗せするローンのことを言います。
上乗せすることで、住み替えローンの金額が膨らむため、審査は厳しくなります。
最初に買った戸建てのローン残債と、新しい家のローンを毎月問題なく支払える状態ではないと審査は通りにくいでしょう。
任意売却をする
住宅ローンの返済が難しくなった場合、金融機関の許可を取った時に限り、家を売却できる方法を「任意売却」と言います。
ローンの返済が難しくなった事情を金融機関に相談し、任意売却の許可を得て、売却額で返済できなかった分を、分割の支払いで認められるというものです。
任意売却は相場と同じくらいの価格で売却できるので、競売と比較すると高い価格で売却できます。
また、差し押さえなどもないので、近所に知られずに売却できます。
とはいえ、個人信用情報に登録されてしまうので、携帯の契約やクレジットカードを作ることが難しくなるというデメリットも。
任意売却はできれば利用しない方が良いですが、どうしても返済が難しい場合は利用できることを念頭に置いておきましょう。
初期費用を少なくして引っ越しをするポイント
引っ越しの費用がどのくらいかかってくるのでしょうか?
戸建てを買ったけど引っ越したい場合は、最小限に引っ越し費用を抑えておきたいものです。
初期費用を抑えるポイントを紹介します。
5年住んでから引っ越す
戸建てを売却した際に、売却益の譲渡所得が発生すると税金がかかってきます。
購入してから5年超えている戸建てなら、税金が少なくなります。
譲渡所得の税率
所有期間 | 所得税 | 住民税 | 復興特別所得税 | 合計 |
短期譲渡所得(5年以下) | 9% | 30% | 0.63% | 39.63% |
長期譲渡所得(5年超) | 5% | 15% | 0.315% | 20.315% |
短期譲渡所得は戸建てを売却した年の1月1日から5年以下になります。
5年以下の所有期間だと、5年超に比べて約2倍もの税率がかけられるのです。
よって、5年超えてから戸建てを売却した方が、引っ越しの初期費用を抑えられます。
ゼロゼロ物件や仲介手数料が安い所を探す
引っ越しをする際、初期費用を抑える方法に敷金と礼金がゼロ円の所や、仲介手数料が安い不動産会社を選ぶと良いです。
ゼロゼロ物件は、新築など綺麗な賃貸もありますが繁忙期は中々ありません。
繁忙期で敷金、礼金がゼロ円の物件を探すとなると、綺麗な所がないか事故物件になってしまう恐れがあります。
また、不動産会社によっては仲介手数料が無料の会社もありますが、賃貸のオーナーか不動産の売主から広告料を得ることで、無料にできています。
したがって、仲介手数料が安い不動産会社に依頼すると、広告費を得られる物件のみになってしまうため、新しく住む家の選べる数が少なくなってしまうというデメリットがあることは把握しておきましょう。
繁忙期ではない安い時期に引っ越す
繁忙期を避けると、引っ越し費用を抑えられます。
最も家賃相場や引っ越し費用が安い時期は9月〜11月になるので、この閑散期に引っ越しをするのが費用を節約できるのでおすすめです。
逆に繁忙期になる2月〜4月は、引っ越し費用に3万円くらいの差が出たりするので、なるべく避けた方が良いでしょう。
購入した戸建てを売るには
せっかく買った戸建てですが、購入したばかりで売却すると損をすることが多いので、最善の売り方を紹介していきます。
購入したばかりの家を売るリスク
まずは、購入したばかりの戸建てを売って損をしてしまう理由はこちらです。
- 1度住んだ家は直ぐに中古物件になるので、価格が下落する
- 売却益が出たとしても、かかる税金が高い
- 戸建てを売る理由によっては、購入希望者が集まらない
中古物件になると売却価格は安くなる
戸建ては新築の時が1番価値は高く、年数が経過すると価値は下がっていきます。
特に、新築から築10年の間は大幅に価格が下がるので、早めに家を売らないと損をしてしまうでしょう。
売却益が出たら税金が高くなる
前述した、家を売って利益が出る譲渡所得には、「短期譲渡所得」と「長期譲渡所得」があって、所有期間で税率は変わってきます。
購入したばかりの戸建てを売却する際に、所有期間が5年以下の場合、売却益が出たら39.63%の税率がかかるのです。
所有期間5年超えているなら、20.315%の約半分の税率で済みます。
そのため、購入したばかりで戸建てを売ると損をしやすいと言えます。
売却する理由によっては買主が現れない
戸建てを売る理由がマイナスな内容だと、購入希望者が集まりにくいです。
そのうえ、購入希望者がいないと戸建てを売却するのに時間がかかってしまい、売却価格を下げなくてはいけないリスクもあります。
購入した家を売る最善の方法
購入したばかりの戸建てを売却する際に、なるべく損をしないで売りたいものです。
戸建てを売る最善の方法はこちらです。
- なるべく早く売り出す
- 信頼できる不動産会社を選ぶ
- ローンを完済できる価格にする
- 内覧時は家の中を綺麗な状態に
なるべく早く売り出す
家は年数が経つごとに価値が下がっていくので、なるべく早く売り出す方が良いです。
誰も住んだことのない築1年以内の物件であれば、新築物件となるので高い価格で売れるでしょう。
しかし、築1年以内でも誰かが住んでしまったら中古物件になってしまいますが、築浅物件ということで売却額も高めになるというもの。
よって、価格が下っていく前になるべく早く売っておくと良いです。
信頼できる不動産会社を選ぶ
戸建てを売る時には、信頼できる不動産会社に依頼するべきです。
不動産会社によって売却が成功すると言っても過言ではありません。
家の売却が得意な不動産会社を選ぶことで、家が高く売れたり、早く買主を見つけられたりといった可能性が高まります。
信頼できる不動産会社の選び方は、複数の不動産会社に査定依頼をして、その中から気になる会社のホームページを確認します。
売却の実績がある不動産会社なら、安心して依頼ができるので、しっかりホームページや口コミなどをチェックしておきましょう。
また、不動産会社の免許番号をチェックして、信頼できるか判断できる方法もあります。
国土交通大臣などから受ける免許番号には「(8)第○号」というものがあります。
この()カッコの中の数字が更新回数を表すもので、更新回数が多いと長い会社ということになるので、信頼できるかどうかの指標として見ておくのもおすすめです。
ローンを完済できる価格にする
住宅ローンがあると抵当権が付いているので、勝手に売却できません。
しかし、ローンの残債の分は家を売った時の売却額でも返済できるので、ローンを完済できる価格にしておきましょう。
内覧時は家の中を綺麗な状態に
戸建てを売るには、購入希望者に内覧をして貰うことがほとんどです。
内覧の際には、家の中を綺麗にして良い印象を持って貰うことが重要になります。
特に、水回りのキッチンやバスルームなどはよく見られる箇所なので、しっかりと綺麗にしておく必要があります。
さらに、部屋を良く見せるために照明を明るくしておくと良いでしょう。
壁紙が白い場合は、照明が明るいと一気に部屋の清潔感が増します。
部屋には不要な物は置かないで、広い印象を与えた方が良いです。
また、ハウスクリーニングを利用すると部屋はかなり綺麗になるので、内覧の前には必ず行っておきましょう。
ハウスクリーニングの相場はこちら
箇所 | 相場 |
2LDK | 3万円〜6万円 |
3LDK | 5万円〜10万円 |
4LDK | 8万円〜12万円 |
浴室 | 1万円〜2万円 |
キッチン、換気扇 | 2万円〜4万円 |
トイレ | 7千円前後 |
リフォームをするより安く済み、部屋を綺麗にできます。
内覧の前には、徹底的に部屋の掃除と、不要な物の処分をしておきましょう。
長く住める家の見つけ方
直ぐに引っ越したいとならないように、次は長期間住める家を見つけるポイント紹介していきます。
子供の将来を考えた家
長期間住める家を見つけるには、大人の都合だけではなく、子供のことも考えて選んだ方が良いです。
例えば、
- 通学に問題はないか
- 幼稚園などが近くにあるか
- 進学をさせたいとなったら通学しやすい立地なのか
- スーパーなどが近くにあって利便性が良いか
このようなポイントを抑えて、引っ越しをしなくても良いように将来を見据えておきましょう。
間取りを簡単に変えられる家
最初は夫婦二人で住んでいたけど、月日が経つごとに子供が産まれ、子供も大きくなっていくと部屋が欲しくなってくるもの。
そのため、長く住める家を選ぶポイントは、間取りを簡単に変えられる家であることです。
また、間取りを簡単に変えられない家でも、リフォームをして間取りを変更しても良いでしょう。
信頼できる施工会社を選ぶ
信頼できる施工会社を選ぶと、家のメンテナンスなどしっかり行って貰えるので、長く住みやすくなります。
適当な施工会社だと、家の不具合があった場合、対応が遅くなることもあり、安心して生活できません。
信頼できる施工会社が建築した家なら、このようなリスクを防げます。
まとめ
戸建てをせっかく購入したのに、様々な理由から引っ越したいとなって後悔している人は少なくありません。
しかし、戸建てを購入したばかりで直ぐに売却しようと思っても、中々難しいと思います。
そのため、じっくり計画を立てて損をなるべくしないように売却しましょう。
売却して得することもあるので、その場合は引っ越すことがベストです。
例えば、再開発の予定がある場所や、T Vなどのメディアで住みたい街として紹介されて話題になったなどあれば、家の価値が上がり高く売れる可能性があります。
引っ越すことでストレスから解放され、毎日が生き生きとした生活を送れるなら、早めに行動することをおすすめします。
売却期間は大体長くて半年かかると見て、費用を抑えられる時期に引っ越しできるように上手くプランを立てておきましょう。
引っ越しで後悔しないためにも、しっかり調べておきたいと思います!